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東京モーターショー 部品メーカ編 [仕事]

第3回目は、部品メーカについて。

実は、社外でこういう展示を見るのは初めてだった。
以前、東京モーターショーへ見に行ったときは時間がなく、自動車メーカのブースを駆け回るだけだったし、名古屋や福岡モーターショー(東京で閉幕後、規模を縮小しながら西へ移動していく)では、部品メーカの展示がないので。

こちらはどこも現実的な展示ばかりで、これこそ現在の自動車業界の最新技術を間近で見られると言えるものだった。ショー的な派手さはないものの、リアルさは桁違いだ。

私はエンジンのことしかわからないので、自然と足が止まるのはエンジン部品メーカのブースだ。

 

これは、マーレ(だったと思う)のピストンの数々。
ヨーロッパでは、ガソリン直噴エンジンがかなり増えてきているが、燃焼コンセプトによって、ピストン形状も様々なのがわかる。
私も以前、自動車メーカにいたときにガソリン直噴エンジンの性能開発をしていたが、数年離れると技術もかなり変わっているようだ。ちょっと取り残され気味かもしれないと焦りを感じる。

 

アイシン高丘のエキゾースト・マニホールド内の仕切り板。以前いた会社で性能開発(出力向上)を検討していたときに、まさにこれと同じものを試していた。エキマニの4-1形状が、この仕切り板によって4-2-1形状に近くなり、低中速域のトルクが向上する。今では当たり前の技術になったようだ。

 

トヨタ紡織の樹脂製インテーク・マニホールド。最近は樹脂インマニも増えてきているが、このように、エアクリーナやシリンダヘッド・カバー等の周辺パーツとの一体化も積極的にやられているようだ。

 

愛三工業のウォータージャケットスペーサー。シリンダブロック内ウォータージャケット下部の流れを一部阻害し、冷却水温度を均一化することで、燃費向上するらしい。既に量産エンジンで採用例もあるそうだ。

 

一番印象に残ったのがこれ。日本ピストンリングの、可変バルブリフトシステム
現在市販されているものは、BMWに搭載されている「バルブトロニック」しかないが、それと比較して構成がシンプル。信頼性が高そうだし、BMWが苦労している(と思われる)、極低リフト時の空気量バラツキの精度についても良さそうだ。説明員さんの話によると、残念ながら、まだ自動車メーカには売り込めてないらしい。(つまり市販未定)

可変バルブリフトでは、ある海外メーカが、カムレスの電磁駆動システムを展示していた。いろいろ気になるところがあったので、説明員に質問をしてみたが、「担当じゃないのでよく知りません」という頼りない返事。わかる人を呼んでくれようともしない。
たしかに私は底辺の社員だが、自動車メーカのお偉いさんも来るだろう。せっかくのビジネスチャンスの場なのに、お寒い感じがした。

会期は残り2日。週末に行く予定のマニアックな方は、ぜひ部品メーカのブースにも注目していただきたい。


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コメント 2

エンジンのことはさっぱりわからないハモルです。見る人が見ると「これはすごい」ということになるのでしょうね・・・。
YAPさんみたいなプロに質問されたら、担当者は冷や汗ものだとは思いますが、「世界のモーターショー」なんだから、担当者もプロを置いて欲しいものですね。
by (2005-11-05 04:39) 

YAP

ハモルさん、コメント&nice! ありがとうございます。
みちあきさん、nice! ありがとうございます。

ハモルさん、
ほとんどの企業は、実際に関わっている人を説明員としておいています。特に、部品メーカのブースを質問するほど見るのは同業者がほとんどだと思うので、それなりに答えられる人を置くべきはずなのですが。
by YAP (2005-11-05 18:41) 

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