Nostalgic 2 Days [クルマ]
久しぶりのリアルタイム記事です。
本日2月26日(土)と明日27日(日)の2日間、パシフィコ横浜で、ノスタルジック2デイズというイベントが開かれている。
そこには、歴史に名を刻む名車がずらり。
トヨタ2000GT やスカイラインGT-R は、さすがに別格、後光が差しているようなオーラが見える。
モーターショーのようなイベントを期待していたのだが、「日本最大級の旧車トレードショー」ということで、なんとなく商売チックな雰囲気。まあ、いいか。
ホンダS600 日産フェアレディ240ZG
いすゞ117クーペ
この辺りは、私が子供の頃はそこらに普通に走っていた記憶がある。
マツダコスモスポーツ
今でも十分に通用する美しさ。
この型のサニーは、うちの父も乗っていた。
国産車ばかりでなく、スーパーカーブームの中心となった世界の名車たちも。
ランボルギーニカウンタック
ランボルギーニミウラ
ポルシェ930ターボ
BMW2002
私にとって、このイベントでの最大の見所だったのはこれ。
童夢零
今でこそレーシングカーコンストラクターとしてその名を馳せる童夢だが、その知名度を一気に高めたのは、このクルマ。
'78年のジュネーブモーターショーで発表され、京都の小さな工房が世界から注目された。
日産製L28エンジンをミッドシップに積み、国内の法規を満たし市販化を目指していたが、当時の役人たちは型式認定の申請さえ受け付けず、幻のスーパーカーとなってしまった。
私の親戚の家が京都にあり、それが童夢のファクトリーのすぐ近くだった。
小学生の頃、まさにこの童夢零が発表された直後の頃、その親戚の家に1週間くらい旅行で行ったことがあり、当時からクルマ好きだった私は、毎日のようにそのファクトリーに行って童夢のエンジニアやメカニックの方々の作業を見学させてもらっていた。
機密がどうとか言わないのどかな時代だったのか、子供相手の優しさか、今から思うと、よく許可してくれたと思う。
なので、このクルマには強烈な思い入れがあるので、ここでこうしてまた見ることができたのは、感動という他の言葉が見つからない。
童夢からはもう一台、童夢RL81 というレーシングカーが展示されていた。
RL は Racing Le Mans の略で、'81年のル・マン24時間に参戦したマシン。
現代のクルマは、エンジンや車体のハードウェアそのものの技術的進歩はもちろん、電子制御技術も進歩し、この会場に並ぶクルマとは比べものにならないほどに、燃費はよくなり、排ガスはきれいになり、パワーもあるし、安全性にも優れている。
それでも、旧いクルマには今のクルマにはない工芸的美しさを感じる。
私のような世代は、そこにノスタルジーを感じずにはいられない。
明日、もう1日あるので、興味のある方はぜひご覧いただきたい。
私も、117クーペくらいからですね。
てか、田舎でそんな良い車走ってなくて。(-_-;)
そうそう、この間の帰国時、溜池交差点で2000GTが実際に走っているの見ました。
そういや、デロリアンが会社の前に駐車してあったことも。
あの辺り、ポルシェ、フェラーリ辺りは結構な頻度で見かけます。
やっぱ偏在しているのでしょうね。
by トリバン (2011-02-26 23:25)
どの車もきれいに整備されていますね。
昔のクルマはそれぞれが個性的で、見ていて飽きませんねえ。
kどもの頃憧れていたクルマもあって、見入ってしまいました。
by ナツパパ (2011-02-27 00:50)
懐かしい車ばかりですね。
子どものころ、家にスカイラインがありました。
写真のGT-Rより前、ぼろぼろの中古車でしたが…。
by Lionbass (2011-02-27 07:45)
YAPさんのような、クルマが分かる人が見るとトヨタ2000GT やスカイラインGT-Rには後光が差して見えるんですね。
クルマなんて、目的地に楽に行くため手段とだけしか思っていない私には「荷物、どのくらい積めるのかしら?燃費はどのくらい?」とクルマを見ると思ってしまう。
by HIROMI (2011-02-27 10:00)
トリバンさん、ナツパパさん、Lionbassさん、HIROMIさん、コメント & nice! ありがとうございます。
トリバンさん、
117クーペはけっこう走ってませんでした?
私の実家はトリバンさんのところよりもかなり田舎だと思いますが、珍しいと思うほどではなかったような記憶があります。
学生の頃、バイトで貯めた金で中古車を検討しているとき、117クーペも候補になりました。
角目の後期型でしたが、40~50万円くらいで何台かあって。
けど、10万円くらい予算オーバーで学生時分でしたのであきらめざるを得ず。
今から思うと、そのとき買って大切に手入れして乗り続けていれば、けっこうな価値になったかも?!
ナツパパさん、
どれも特徴的でいいですよね。
最近のクルマはだんだんと個性が薄れてきている気がして...
Lionbassさん、
箱スカより前のモデルというと、54Bでしょうか?
さすがにその頃のものとなると、こういうイベントでもなかなか見ることができないですね。
HIROMIさん、
それだけクルマが一般化して普通の道具になることができたということでしょう。
ある意味、それはいいことでもあると思います。
リュカさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2011-02-27 10:11)
おお~~ランボルギーニカウンタック!
これに憧れたこと、ありました・・・
by めぎ (2011-02-27 18:19)
童夢が型式認定の申請さえ受け付けられなかった歴史があるとは。
信じがたいようなことですが判断は正しかったのか否かは私には判断がつきませんがお国柄が出ているきがします。
by いっぷく (2011-02-27 19:22)
童夢、初めて知りました。
こんなにカッコイイ車を作ってたメーカーがあったんですね。
by いさ (2011-02-27 20:00)
今の車は、どれも同じような感じですけど、昔の車ってデザイン性があってカッコいいですね。
逆に未来の車だよって言われても、納得できる気がします。
by koyuki (2011-02-27 20:48)
往年のスーパーカーですね。
高値で取引されてるんでしょうね。
by Jalana (2011-02-28 00:25)
めぎさん、いっぷくさん、いささん、koyukiさん、Jalanaさん、コメント & nice! ありがとうございます。
めぎさん、
ランボルギーニも、今ではフォルクスワーゲンの傘下になってしまいましたね。
そのおかげで、経営は順調のようですが。
いっぷくさん、
これはもうお国柄ですね。
過去、日本ではこんな幻のクルマみたいなのがいくつかあります。
ヨーロッパでなら、たぶん認可されたのではないでしょうか。
いささん、
童夢は、今はレーシングカー製作をメインに活動を続けています。
京都って、こういう革新的なことをやる会社が多いそうです。
koyukiさん、
最近は、ミニバンとかがやたらと増えて、なんだかどれも似てますからねえ。
旧いクルマが逆に未来のクルマって、たしかにそんな風にも見えたりしますね。
Jalanaさん、
旧車のトレードショーということで、商談の場でもあったようですが、"ASK" の看板がついているものもおおくありました。
いったいどれくらいの値がつくのか...
きむたこさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2011-02-28 16:48)