スペイン旅行記 '05年4月 6日目 トレド(1) [スペイン旅行]
「スペインに一日だけ行くなら、トレドへ行け」
という言葉があるらしい。
そういうわけで、この日は一日トレド(Toledo)観光へ。
マドリッドの南バスターミナル(Estacion Sur de Autobuses)からトレド行きのバスが出る。
ちなみに、今は、マドリッド(アトーチャ駅)からトレドまで、AVEという高速列車が開通したそうで、わずか35分で行くことができるらしい。バスよりも、断然そちらがお勧めだ。
マドリッド市内の大きな駅やバスターミナルは、治安があまり良くないらしい。
そうはいっても、チケット買って乗り場まで行かないといけないし、トイレにだって行きたくなる。
ということで、ここでは細心の注意を。
できるだけチケットの窓口や売店の店員から見えるところを移動する。
この日は、前日とかわってポカポカといい天気。トレドへは、バスで約1時間で到着。
トレドのバスターミナルに到着。丘の上にあるのがトレドの旧市街。
歩いて丘に上がると、ビサグラ新門(Puerta Nueva de Bisagra)が出迎えてくれる。この城壁の中に旧市街が広がる。
次回から、美しいトレドの街並みを紹介します。
スペイン旅行記 '05年4月 5日目 地下鉄で遭遇したおばさん [スペイン旅行]
うちのかみさんは、街でよく声をかけられる。
声をかけてくる相手は、ほとんど子供とお年寄り。
たしかに、威圧感のない柔らかい表情をしているので、声をかけやすいのかもしれない。
それは、海を越えたはるか西の国でもそうだった。
マドリッドの地下鉄のホームで、突然、スペイン人のおばさんがかみさんの腕をつかんだ。
某有名占い師や某プロ野球監督夫人系の、いかにも気の強そうな表情のおばさんだ。
何事だ?強盗か?と驚いて見ていると、一生懸命かみさんに何かを話しかけている。
片言のスペイン語が理解できるかみさんは、ウンウンとうなずいている。
そして、かみさんの腕もおばさんの方に伸びていった。
取っ組み合いが始まるか?
かみさんの手は、おばさんの腕にかかっているハンドバッグのファスナーを閉め始めた!
おばさんは、もう片方の手に大きな荷物を持っていて、開いたハンドバッグの口が、片手でうまく閉められなくて困っていたらしい。それをしきりに頼んでいたようだ。
異文化コミュニケーションが成立した瞬間だ。
それくらい、他にも頼めそうなスペイン人は周りにたくさんいると思うのに、なぜにこの小柄な東洋人に?
現地人以上に話しかけやすいのか?
スペイン旅行記 '05年4月 スペインのトイレ [スペイン旅行]
今日の記事は観光記から少し離れ、かみさんの強い要望でこの情報を発信したい。
スペインのトイレについて。
男用のトイレは、私が知っている数少ない他の欧米諸国と比較して、清潔さは似たようなものだ。
ところが、女性用はそうでもないらしい。というより、恐ろしく汚いところにときどき遭遇してしまうようだ。
かみさんが言うには、
「スペインの女性は、立ったまま用を足しているのではないか?」
というくらい汚いところがあるらしい。
とにかく、便座にそのまま座るなんてことは普通の感覚では無理だろう。
これは、街の公衆トイレとかの話ではなく、大型の商業施設や大きな駅のトイレでさえも、そういう汚いところが存在するみたいだ。
安心して最初の一歩を踏み込めるのは、ホテルの部屋のトイレくらい。
スペインへ旅行される女性の皆さん、除菌のできるウエットティッシュを多めに持っていくことをお奨めします。
スペイン旅行記 '05年4月 5日目 王宮 [スペイン旅行]
遅い昼食の後、王宮(Palacio Real)へ。 ブルボン王朝時代に建てられたこの建物、さすがに立派だ。
当然のことながら、中も絢爛豪華。
ちなみに、内部はフラッシュ撮影禁止(撮影そのものはOK)。
そうはいっても、カメラの設定がよくわからず、フラッシュを使いまくる人が多数。
係員に怒られていた。
私も、スペイン人のオバサンにフラッシュ発光禁止の設定方法を聞かれ(たのだと思う)、お手伝いをしてあげた。
(地下鉄2, 5, R号線 Opera駅、または、6, 10, R号線 Principe Pio駅)
スペイン旅行記 '05年4月 5日目 最高の昼メシ [スペイン旅行]
セゴビア半日ツアーの帰りのバスの中で、ドン・たいちから、マドリッドでおいしいパエリアが食べられる店を教えてもらった。
カサ・デ・バレンシア(CASA DE VALENCIA)
ぜひこの場で、お店への行き方も含めて紹介したいところだが、残念ながら、1年半も前の話なので、正確な場所はおろか、最寄り駅も忘れてしまった。たしか、カサ・デ・カンポ行きのロープウェイ乗り場の近くだったような気が...スペイン版YAHOO! で検索しても見つからず、当然、日本のガイドブックでも紹介されているものはなかった。
ここは魚介類料理がうまいということで、魚介類のスープを注文。
うまい!これこそ夢に見たスペイン料理だ。
続いて、これも念願のパエリアを。フラッシュが強すぎてすみません。
うますぎて、この味を表現できる言葉が見つからない。
片道1時間のバスの中、ドン・たいちと根気よく長話をした成果だ。
ありがとう、ドン・たいち。
スペイン旅行記 '05年4月 5日目 セゴビア半日バスツアー(3) アルカサル [スペイン旅行]
水道橋と並んでセゴビアを象徴するものは、このアルカサル(Alcazar)。
このアルカサル、白雪姫のお城のモデルになったことでも有名だ。
ドン・たいちが一生懸命説明してくれていたが、残念なことに、イサベラ女王がスペイン国王としてここで即位して...というくらいしかおぼえていない。
中には、当時を偲ばせる豪華絢爛な装飾の数々。
その後、牢獄として使われていた時代もあるそうで、それを偲ばせるこういうところもあった。
最後に、最もこの城が美しく見えるという角度からの一枚。天気がいまいちなのが残念。
見所満載のセゴビア。名残惜しいが、時間なので帰りの(貸切)バスに乗る。
スペイン旅行記 '05年4月 5日目 セゴビア半日バスツアー(2) 旧市街 [スペイン旅行]
ドン・たいちの案内で、セゴビアの旧市街を散策。
こちらは、セゴビア名物、子豚の丸焼きが食べられるというレストラン。残念ながら午前中の半日ツアーなので、横目で見るだけ。
こちらは、テンプル騎士団によって建てられたという、ラ・ベラ・クルス教会(Iglesia de la Vera Cruz)。
こういう街並みをゆっくり堪能したかったが、現地滞在は約2時間半しかなく、早足で歩き回って終了。ちょっと消化不良。
スペイン旅行記 '05年4月 5日目 セゴビア半日バスツアー(1) 水道橋 [スペイン旅行]
この日の午前中は、セゴビア(Segovia)への半日バスツアー。スペインに到着した二日目に、ガイドブックの広告に出ていた日本語観光ツアーに申し込んでいた。
待ち合わせ場所のホテル・メリア・マドリッド・プリンセサへ、朝8:30に集合。やっぱり朝が早いとしんどい...
ツアーというのは良し悪しで、あまり細かい予定や移動手段を悩まずにすむ反面、朝が早かったり、時間に縛られて自分の見たいものがゆっくり見られないという面もある。
ちなみにこのツアーのお値段は、4.5hrで一人65ユーロ。高いと思うか安いと思うかはおまかせしたい。
待ち合わせ場所に行ってみると、地味なおっさんが一人待っていた。このおっさんが添乗員らしい。
おっさん「今日はあなたたちだけの貸切ですから、のんびり楽しみましょう。」
これはラッキーとか思ったが、意外とそうでもなかった。
このおっさん(自称「ドン・たいち」(仮名)、以下「ドン・たいち」とする)、とにかくしゃべる、しゃべる。客が私たち二人だけということは、常に話し相手をしなければならないということだ。
あまりに話が弾んで(?)、セゴビアにたどり着く前に、スペインに住むに至ったドン・たいちの半生記まで聞いてしまった。
セゴビアで最も有名なのは、この水道橋。ローマ時代に作られたもので、これを含むセゴビアの街が世界遺産になっている。
さり気なくマリア像が。
いただいたコメントの中に、「マリア様がお稲荷さんに見える」というものがあったので(たしかに...)、超拡大。
この歴史ある水道橋の向かいには、これもまた歴史を感じさせる旧市街が広がっている。
それにしても寒い!
この日のセゴビアの気温は約10'C。寒いのは予想していたので、ダウンコートを持って行っていたが(こういうのが荷物が増えるモト)、役に立った。
スペイン旅行記 '05年4月 ホリデイ・イン・マドリッド [スペイン旅行]
このスペイン旅行では、バルセロナとマドリッドに3泊ずつした。
バルセロナは多くの見所があって、数日滞在したかった一方で、マドリッドは興味ある観光地も少なく、実際にネットで多くの方の旅行記をいろいろ調べても、マドリッドに数日の滞在を勧めるものはなかった。
それでもマドリッドに3泊することにしたのは、毎日のようにホテルを点々とするのがめんどうだったのと、周辺に魅力的な街がいくつかあり、マドリッドを拠点に観光しようと思ったから。
そんなマドリッドでの宿泊先は、ホリデイ・イン・マドリッド(Holiday Inn Madrid)。
バルセロナでのホテル・ノウベルがどういうところかわからなかったので(結果的に大当たりだったが)、マドリッドでは無難な選択にしてしまった。
スペイン旅行記 '05年4月 4日目 世界最古のレストラン [スペイン旅行]
ホテルに着いて一息ついてから、晩メシに出かけることにした。
フロントで、近くに良いレストランがないか聞いてみる。
残念なことに、街の中まで出ないとダメらしい。ちょっとはずれのホテルにしてしまったので、こういうときに少し面倒だ。
地下鉄に乗って、街の中心部へ。
食事の前に、マヨール広場(Plaza Mayor)へ。
週末なので、何かイベントがありあそうな雰囲気。
そのマヨール広場の横の通り沿いにある、ホテルのフロントで教えてもらった、ボティン(Botin)というレストランへ。
このボティン、1725年に世界で初めて商用営業をしたレストランということで、ギネス・ワールド・レコード(ギネスブックね)にも載っているらしい。
注文した品々。もちろん、それなりにおいしかったのだが...
またもやスペイン料理に過大な期待をしすぎていたせいか、感激するほどではない。正直なところ、このときまでの一番の料理は、カタルーニャ音楽堂のBar。
食事がまずいと言われているイギリスと、劇的な差を感じない。心震えるほどのスペイン料理はどこにある?...
(地下鉄2号線、5号線、R線 Opera)