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今後のエンジン技術動向 その2 ハイブリッドシステム [仕事]

前置きの記事はこちら

今回から3回に渡って、私が考える、この先10数年(これ以上先は、さすがに読めません)で一気に拡大していきそうな自動車エンジン技術を書いていきたい。

私が考えるのは、以下の3つ。

1.ハイブリッドシステムの開発促進
2.ディーゼルエンジンへの移行
3.より効率の高いガソリンエンジンの開発

ご覧の通り、完全な新技術というわけではなく、どれも既に存在しているものではあるのだが、まだ普及しているとは言えない。
地球温暖化問題を考慮した燃費規制への対応が引き金となって、身近な技術となっていくものと思う。 

まず、今回は1点目のハイブリッドについて触れる。

現在は日本のトヨタがぶっちぎっている電気モータとガソリンエンジンを組合わせたハイブリッドシステムだが、これが本格的な普及期に入っていくだろうと思う。
当然のことながら、他社も同様のシステムの導入を促進しようとしており、その競争は激しくなっていくことと思う。

初代プリウスで市場導入された直後は、当時本命と思われていた燃料電池車へのつなぎと考えられていた。
しかしながら、現実的に燃料電池車の量産には、越えるべきハードルがあまりにも多すぎる
そういう理由で、今後の主流になっていく可能性は非常に高いと思う。

今は日本、特に、トヨタとホンダの寡占状態とも言えるハイブリッド車市場だが、海外でも大手同士が共同開発をしている動きもあり、今後、私たちも当たり前のように選択肢の一つとして考えるときが来るだろう。

私自身がハイブリッド技術に疎いため、これ以上踏み込んだことは書けないが、2点目、3点目の記事に進んでいくとともに、得意分野になっていくので、今回はご了承いただきたい。


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炎遊人

耳の痛い話しになって行きそうですが興味深く読ませて頂いております。
小生も欧州に来るようになり驚いたのですが、確かにこちらは新型車のディーゼルエンジン普及率は高いと言えます。 最近の型のAudi, BMW, Mercedesなどの車の70%ほどはディーゼルです。 ガソリンエンジンに比べて排気量が小さくても価格が高く、しかも欧州はガソリンと軽油の価格がほぼ同等にもかかわらずこのような現状です。 これって、触媒技術の賜物と一概に言ってしまって良いのでしょうか。 小生には未だに理解できていません。 
最近地球温暖化促進車を最近購入したが連合いの買い物車になっている炎遊人でした。
by 炎遊人 (2007-03-29 03:00) 

めぎ

ヨーロッパでこれまでレンタカーしたのは全てディーゼルでした。ハイブリッドもあるのかなあ。小さい車ではないのかしら。
by めぎ (2007-03-29 05:00) 

nanako

ハイブリッドって
今も結構な値段しますよね!
アメリカでもたまーに見ます。
あぁ言うのがたくさん走ってくれたらなぁって
思うんですが、、、、
やっぱりアメ車。ですよね。
by nanako (2007-03-29 07:04) 

YAP

炎遊人さん、めぎさん、nanakoさん、コメントありがとうございます。

炎遊人さん、
心苦しいと言われる中でコメントをいただき、ありがとうございます。
まあ、そう気になさらずに、気軽に読んでいただければと思います。
欧州のディーゼル普及の勢いは凄いですね。
これは次の機会に書こうと思います。

めぎさん、
ヨーロッパでは、まだハイブリッドはほとんど販売されていなかったと思います。プリウスは販売されていたかと思うのですが、それくらいだと思います。
街から少し離れると、郊外の流れの良い道になる欧州は、ハイブリッドのメリットは少ないからだと思います。
nice! ありがとうございます。

nanakoさん、
アメリカでは、ハリウッドスターが所有してアピールしたりしていますね。
アメ車(特に古いもの)は、たしかに環境に悪そうですが、アメリカで見ると、やっぱり景色にあって、格好良いんですよねえ。
nice! ありがとうございます。
by YAP (2007-03-29 08:10) 

GOMENTE

最近、燃料電池の噂を全く聞かなくなったと思ったらやはりいろいろ問題があるんですね。
私はカムリグラシアの2.2Lに乗ってますが長い休みにあっちへいってしまうからみで走行距離まったく伸びません。なので国内の大気汚染とエネルギー消費ではあまりご迷惑をかけてないのですがあっちでは大自然に排ガスまき散らして帰ってくるんで世界の敵ですな(笑。レンタカーがハイブリッドになればいいんですけどねえ。
by GOMENTE (2007-03-30 02:13) 

こきさんじ

トヨタのプリウスをこちらで試乗した時は、なんだか未来の車に乗ってるっていう気がしてとても良かったのですが価格が~・・・でもかなり売れています。いま現在ではサーブ95のエタノール車がエコカーのなかではトップです。
by こきさんじ (2007-03-30 04:23) 

YAP

GOMENTEさん、こきさんじさん、コメント & nice! ありがとうございます。

GOMENTEさん、
現在販売されているタイプのハイブリッドは、都市部には向いているのですが、アメリカのように長距離高速巡航できるようなところだと、そのメリットがほとんどなくなってしまいます。
エンジンとモーターの使い方を変えた高速巡航タイプも考えられるのですが。詳しく書こうと思うともう一つ記事になりそうなので、ここまでにしておきます。

こきさんじさん、
エタノール車に関しては、シリーズの最後に少しコメントをしようと思っています。
スウェーデン車も、日本での知名度は高い方ではないかもしれませんが、技術的にはかなり進んでいるので、今後が楽しみですね。
by YAP (2007-03-30 08:04) 

いっぷく

ハイブリッドに加えて運転席以外にいる同乗者が何か協力できることがないだろうか、自転車をこいで電気をおこすように、同乗者も暇な足をつかって
走行の足しになるようなエネルギーを産むとか。ありえない発想でしょうかね。
by いっぷく (2007-03-30 16:00) 

YAP

いっぷくさん、コメント & nice! ありがとうございます。
おもしろい発想ですね。
そういえば、東京駅かどこかで、改札のところに誘電マットとでも呼ぶのでしょうか?人が上を歩くその振動で微弱ながらも発電するという実験をテレビで見ました。
消費電力の小さいもの、例えばETCとか、それくらいのものならできるかもしれませんね。
想定されるネガは、貧乏ゆすりの癖がつくかもしれないというところでしょうか。
by YAP (2007-03-30 20:09) 

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