本屋で見かけた少年

日常のことはあまり書かないようにしていたが、書かずにはいられないことがあった。

近所の本屋で、クルマ雑誌のコーナーで立ち読みしていたところ、10歳くらいと思われる少年が目に止まった。

いろいろなクルマ雑誌を一心不乱に次々と手にとって見ている。途中でお母さんと思われる女性が迎えに来た。しかし、それでもその場から離れようとせず、美しいクルマの写真に見入っている。お母さんもあきらめ顔だ。

よほどクルマが好きなのだろう。理科嫌いの子供が増えているそうで、将来の製造業は大丈夫かと不安に思うが、こういう少年がいることが嬉しかった。

私も小学生の頃は、自転車で近所の自動車ディーラーにクルマを見に行く変な子供だったが、そんな自分の子供の頃とこの少年がなんとなくダブった。

仕事をしていると、現実は嫌なことが多く別の道に憧れたりもするが、なんだか気持ちが原点に戻ったというか、社会人になったばかりの新鮮な気持ちを思い出したような気がした。

クルマ少年、ありがとう。

コメント 4

はじめてコメントさせていただきます。
いいですね～クルマ少年。私もこの話を読んで、安らいだ気持ちになりました。コメントを書かずにはいられない！
by 女優 (2005-08-22 15:16) 

女優さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
このクルマ少年、社会にもまれて汚れてしまった私の心を洗ってくれました。
感謝しています。また会えると良いなと思います。
by YAP (2005-08-22 18:36) 

こんばんわっ☆
映画みたい。。。
ちょっぴり、よい話ですねっ☆
by don2525 (2005-08-22 22:01) 

DONchanさん、ありがとうございます。
ほんとに劇的なものを感じました。
初心に返ってしっかりやろうと思いました。
by YAP (2005-08-23 22:08)