東京モーターショー 輸入車編 [仕事]
今回は、海外メーカについて。
日本は、北米、欧州と並ぶ世界三大マーケットのひとつとはいえ、遠い東洋の国だからか。この東京ではコンセプトカーも少なく、初めて見る技術もほとんどなかった。初披露となるモデルはいくつかあったが。
ほとんどのブースに、お得意様用というか、明らかにVIP向けのリラックススペースがあり、技術展示というよりは商品展示~商談の場という印象だった。
そんな中でも目に付いたのは、ディーゼルに関する技術。
日本では、某知事の発言(パフォーマンス?)で悪者のディーゼルエンジンだが、ヨーロッパでは50%くらいのシェアを持つほどだ。
技術も進んでおり、大きな振動とか、日本の古いトラックのように黒煙モクモクということはまったくない。むしろ、低燃費でトルクフルということで、ハイテク、インテリというイメージが勝っている。
私も実際に乗ったことがあるが、静かだし、走りやすいし、デメリットは何も感じない。
では、印象に残ったモデルをいくつか。(もちろん私見です)
BMW
X3 エフィシェントダイナミクス
ハイブリッドモデル。外観上の区別はステッカが貼ってあるだけ。それだけ完成度が高いように見える。
130i Mスポーツ
1シリーズのボディに直6エンジンを搭載。最近市販されたばかりだが、過激すぎる。こういうのが欲しいが、480万円じゃなあ...
MINI コンセプト・トキョウ
カントリーマンの再来を感じる。次期型はこんな顔になっちゃうのかな?
フォルクスワーゲン・アウディ
フォルクスワーゲン・エコレーサー
1.5Lディーゼルターボ搭載のコンパクトスポーツのコンセプトモデル。ミニバンに代表されるような家族向けモデルが売れている日本ではそうでもないかもしれないが、ヨーロッパじゃ絶対売れると思う。個人的にも欲しい。
アウディV10 5.2L
VW・アウディのガソリンエンジンは、完全に直噴一本になりそうな気配。日本では排ガス対策の点で一時期より少なくなったが、欧州では直噴ガソリン花盛りだ。
メルセデス・ベンツ
F600 HYGENIUS
世界初公開の燃料電池車。
V6ディーゼルエンジン
メルセデス・ベンツは、ディーゼルエンジンの採用を拡大していきそうな気配。
ルノー
エジェウス
これもエンジンはディーゼル。とにかくほとんどのメーカが力を入れているのがわかる。
ボルボ
XC90 V8
既に日本市場導入済み。ヤマハ発動機製V8エンジン、アイシンAW製6速AT、デンソー製エンジンマネジメントシステムと、日本製のパワートレインを持っていながら雑誌とかでの扱いは極めて少ない。もっと注目を浴びてもいいモデルだと思うが。
各社自慢の品をお持込・・・っていう感じですね。
ガソリン価格がうなぎ登りの昨今、これからはハイブリッドカーの時代でしょうか。
YAPさんの記事を読んでいると、ディーゼル車も魅力ありそうですね。
by (2005-11-02 15:29)
ハモルさん、コメントありがとうございます。
世界的な原油高が続いているだけに、環境対応型のクルマの開発というのはどのメーカにとっても急務です。
中国市場が今のように伸びる以前は、環境の点で、「中国にクルマを売ってはいけない」とかいう話もありました。これは明らかに先進国のエゴです。
人間は、便利な生活を知ってしまうと、元には戻れません。それだけに、地球を守っていくためにも、この先を考えて仕事をしていかなければなりません。
すみません、ちょっと熱く堅くなってしまいました。
by YAP (2005-11-02 21:45)