初めてのスウェーデン出張 厳しい寒さ

北極圏まで来て、当たり前なのだが、とにかく寒い。
もちろん、寒さに備えてそれなりの装備はしている。上下ともに発熱するという下着を着用しているし、外に出るときは、自前のダウンコートの上に、会社の海外拠点から借りた防寒着をさらに羽織る。ポケットには、日本から持参した使い捨てカイロも入っている。頭も防寒帽で保護している。
それでも寒い。

日本と同じように、昼過ぎくらいにその日の最高気温を記録し、陽が落ちるにつれ下がり始め、明け方に最低気温を記録するものだと思っていた。
しかし、ここでは、時間に関係なく気温が上下する。夜のほうが昼よりも暖かい（といっても-10'Cとか）ときも珍しくない。あまりにも日照時間が短い(9:30～15:00頃しか明るくならない)ので、太陽からの温もりは期待できないということか。

寒いのが苦手な私は、早くも二日目にして体調不良に襲われた。とにかくだるくて力が出ない。寒いというだけで、かなり体力を奪われてしまったようだ。
幸いにも、翌日には回復したが、日本に帰れるときが来るのかと、不安になるほどだった。

不思議なことに、こんな私でも、だんだんと体が慣れてくるのがわかった。-8'Cくらいの日は、暖かいと感じてしまうほどだった。

寒いのは嫌だが、雪の美しさには見とれてしまう。

さすがに写真に収めるのは無理だったが、雪の結晶(そのまま”雪印”）が目でわかるほど大きい。

ホテルの向かい側に、公園があった。

小さな公園だったが、いくつかの雪像があった。こういうのが日常の風景の中にあるところが、なかなかおもしろい。

コメント 2

美しく幻想的な雪像ですね。
同じく寒いのが大の苦手である私は、未だ北海道の雪像も見たことがありませんが、
ひっそりと公園のオブジェと化しているこの雪像の方が、
行ってみたい気持ちをそそられます。
でも、マイナス・・・なかなか勇気のいる選択になりそうだ。
by RustyCat (2005-11-03 18:58) 

RustyCatさん、ありがとうございます。
私も同じく北海道のはまだ見たことがありません。
イベントをやっているわけではないので、お祭り的な派手さはまったくありませんが、ふつうにこういうのが存在していることがすてきです。
ぜひ勇気を出して行ってみてはいかがでしょうか？
この寒さ、勇気というより覚悟が必要という気がします。
by YAP (2005-11-04 20:07)