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寒冷地での評価 [仕事]

海外出張編で、寒冷地でのことを書いているので、今回はそこでの仕事について。

地球上のクルマが走っているところで、最も寒いところは-30'Cを下回る。
そういう寒いところで最も重要なのは、エンジンが普通にかかるということ。
ガソリンは、気化(蒸発)して空気と混ざらないと燃えない。寒いところでは気化しにくいので、エンジンがかかりにくいのだ。暑いところと同様、そこで生活している人にとっては死活問題だ。

昔は、エンジンがかかりさえすれば問題なかった。しかし今は、寒い中でもできるだけきれいな排ガスが要求されるし、高い運転性も要求される。当然、制御は複雑になり、「適合」しなければならない項目も増えてきた。

お客さんのテストコースには、「コールドコンテナ」と呼ばれる、クルマが入るほど大きな冷蔵庫が何台もある。-30'Cとかに温度を設定し、クルマを中に入れて数時間置いておく。完全に冷えてから、ブルンとエンジンをかけてテストを行なうのだ。

エアコンを切っての試験が多いため、人間も寒さとの戦いだ。いちおう、クルマの中には、小型のヒーター(外部電源でつないでいる)が置いてあるが、無いよりマシという程度でしかない。

寒がりの私にとっては、酷暑地に10回行くほうが、まだマシである。


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