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ヒヤリハット事例報告 [仕事]

久々に、けっこう大きなヒヤリハットを体験。

エンジンベンチで、ある特殊なテストをやっているときのこと。
エンジンに供給する燃料(ガソリン)の圧力を、約10barという、普通よりも3倍くらい高い圧力でテストしていた。ちなみに、10barというと、水深10mくらいのところでかかる圧力くらいだ。

たまたまエンジンを停めていた状態で、次のテストをやろうとエンジンをかけようとしたそのとき。
ピチャピチャという液体の音が。

おおっ、ガソリンがかなりの勢いで漏れている!
慌てて燃料ポンプを止めた。

燃料ホースの一部が圧力で破裂し、そこから燃料が吹き出ていた。吹き散った燃料は、排気管とかの高温になるようなところまで飛んでいる。
エンジンが停まった状態(かつ、冷えている状態)だったので、幸いにも大事には至らなかった。エンジン運転中だったら、一気に火柱、というより、ガソリンなので爆発に近い事故が発生したはずだ。

すぐに、燃料ホースのもっと耐圧製のあるものを他部署に問い合わせて入手し、配管を変更してテストを続けた。

重大災害につながりかねないことだっただけに、上司や同僚にはにはきちんと報告、連絡。こんなことを隠していても、何もいいことないし。

反省点としては、通常よりも高い燃料圧力を軽く見ていたということ。元々使っていたホースでも、規格上は大丈夫なはずだったのだが、事前にもう少しチェックできていたかもしれない。(もちろん、小さな亀裂まで見つけられたかというと、難しいところもあるが...)

この時期、静電気も元気だし、乾燥もしているので、火が着いて燃え広がる可能性は多分にある。

気をつけよう。


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コメント 2

危機一髪でしたね。大変なお仕事なんですね。
by (2005-12-18 11:12) 

YAP

イマジンさん、ありがとうございます。
ガソリンを扱うので、しかも、耐久性の確認されていないエンジンとかも扱うので、けっこう危険な部類の仕事だと思います。
けど、危険手当とか、全然ないんですよね...
日々、気をつけて事前予防をするしかありません。
by YAP (2005-12-18 17:32) 

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