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我が家の節電対策 [雑]

今年の夏は、東日本大震災に伴う福島原発事故の影響で、全国的に電気の供給量が減り、節電が広く呼びかけられている。

政府が公に示している数値は、一日で消費電力がピークを示す時間帯での15%カット。
まあ、電力の需要と供給のバランスを維持して大規模停電を防ぐという最大の目的に対してはこれで十分なのだろうが、個人的には常時それくらいの節電を心がけて、常時エネルギー消費を抑えた行動を取りたいと思っている。
ということで、我が家で実践している節電対策を紹介したい。

 

と、書いておきながら、実は、震災前と比較して15%の節電というのは、正直なところ実現できそうにない。
なぜならば、自慢ではないが、いや、ちょっと自慢かもしれないが、我が家はもともとそういうことをしてきていたから。
家電のレビューをブログを使ってあれこれ書いている私からは想像できないかもしれないが、実際の生活は地味で質素なものだ。

節電対策のメニュー表はあちこちに転がっているが、ここでは、資源エネルギー庁からのものを転記してみる。

<エアコン>
①室温28℃を心がけましょう。 
②“すだれ”や“よしず”などで窓からの日差しを和らげましょう(エアコンの節電になります)。
③無理のない範囲でエアコンを消して、扇風機を使いましょう。
<冷蔵庫>
④冷蔵庫の設定を「強」から「中」に変え、扉を開ける時間をできるだけ減らし、食品をつめこまないようにしましょう。
<照明>
⑤日中は照明を消して、夜間も照明をできるだけ減らしましょう。
<テレビ>
⑥省エネモードに設定するとともに画面の輝度を下げ、必要な時以外は消しましょう。
<温水洗浄便座>
⑦便座保温・温水のオフ機能、タイマー節電機能があれば、これらを利用しましょう。
⑧上記の機能がなければコンセントからプラグを抜いておきましょう。
<炊飯器>
⑨早朝にタイマー機能で1日分まとめて炊いて、冷蔵庫に保存しましょう。
<待機電力>
⑩リモコンの電源ではなく、本体の主電源を切りましょう。長時間使わない機器はコンセントからプラグを抜いておきましょう。

これらの10項目を我が家の実態と照らし合わせてみる。
①もともとエアコンはあまり使わないようにしているし、使うとしても設定室温は30'C。あまり来ないがお客があるときのみ28'Cとしている。
②今年は「緑のカーテン」をしてみようと、2階のベランダから庭にネットをたらし、アサガオ、ヘチマ、フウセンカズラ等、つるを巻いて伸びそうなものを植えている。けど、我が家はこういうの育てるのが下手なので、うまくいくかどうか...
③扇風機はこれまでも小さいのを使ってたが、もっとエアコンに頼らずにいこうと思って、ちゃんとしたのをひとつ購入した。
④以前からこの設定で使用中。これ以上下げるのは、特に夏場は衛生面を考えると不安もあるので。
⑤これも以前から実施中。人がいる部屋のみ点灯。
⑥テレビの輝度は、ずっと昔からかなり暗めの設定にしている。今のテレビも購入直後に設定変更。通常の半分以下の輝度で使用中。
⑦⑧我が家には温水洗浄便座なるものがないのですよ。
⑨二人暮らしなので、1日分どころか、2,3日分まとめて炊いている。もちろん保温機能なんて使ったことがない。
⑩これはねえ、ちょっと考えていかないといけないところだと思っている。レコーダは予約録画とかいろいろしているのでそのままにしておかざるを得ず。最新のテレビの待機電力は、料金で年に120円程度と聞いたことがあるのでリビングのテレビはそのままにしていたが、これはこまめにしたほうがいいかな。エアコン2台と2階のテレビは使うときだけコンセントをつないでいる。

という具合に、平均的なご家庭と比べると、もともと消費している電力はたぶん少ないはず。
これらとは別に、震災前はテレビを含めて映像系の音声はAVアンプを使用して5.1chで聴いていたのだが、震災後はほぼ封印中。
昨年比で節電できているのはそれくらい。

 

そうはいっても、私たち夫婦も生身の人間。
蒸し暑い日本の夜は、いくら夏が大好きな私でも寝苦しい。
けど、エアコンをつけて寝ると、寝起きのだるさが半端じゃないし。

ということで、2年前の夏から実践している、我が家の熱帯夜対策を紹介したい。

DSCF1085.JPG DSCF1086.JPG

まずは、寝ゴザ(左;私用)に竹シーツ(右;かみさん用)。
こういうのを布団の上に敷いて寝るだけで、肌触りが涼しく不快感が和らぐ。
寝ゴザに比べると、竹シーツのほうがはるかに快適で私もそっちを使いたいのだが...

DSCF1087.JPG

竹シーツの構成はこの写真のように、小さな竹のプレートが柔らかいプラスチックのひもみたいなのでつないである。
このひとつひとつのプレートの隙間が、足のすね周りの毛をはさみやすく、ちょっと体の姿勢を変えようとするだけで痛い!
なので、成人男性の使用には向かない。

 

DSCF1088.JPG

頭部にはアイスノン。
言わずと知れた、繰り返し使用できる頭部冷却用枕。
そのままでは冷たすぎるので、タオルを巻いて首の下辺りの位置に置いて寝ると、たぶん頚動脈を流れる血流が冷やされて体全体へと循環するのだろう、全身涼しくなってくる。

寝ゴザ & 竹シーツとアイスノンがあれば、エアコンなんてほんとにいらない。
「これで暑さを我慢しています」というわけではなく、ほんとに快適に眠ることができるのだ。
記録的な暑さだった昨年も、夜の間は一度もエアコンのお世話になることはなかった。
これは自信を持ってお勧めできる。

 

今年の夏も暑くなりそうだが、節電ばかりで無理をして体調を崩しては元も子もないので、賢く快適に暑さをかわしていきたいものだ。


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コメント 17

koyuki

北海道にいると、なかなかエアコンを使ったりすることがないのですが、待機電力は気を付けてます。
竹シーツとアイスノン、最強ですね。
電気以外にも資源系は節減できるものは、どんどんやっていかないといけませんね。

by koyuki (2011-06-21 20:59) 

junko

今ひとつ節電がピンとこない関西地方ですが・・って、私だけ?
普段はクーラーなしでは生きていけない私ですが、今年はなんとか
まだクーラー無しで過ごしてます。
私も部屋の電気は間接照明の方が好きですし、その他の理由で
うちの電気代も少なめです。
うちの電気代はクーラー代って感じで(^^;
もうしばらくは、アイスノンでがんばります。
by junko (2011-06-21 22:11) 

めぎ

この節電のメニュー法を読んでいると、そんなことドイツでは普段からやってるよなあ・・・と実感です。天井から照らす蛍光灯を使わずピンポイントの明かりのみですし、なにより夜更かしをせずに寝てしまいます。温水洗浄便座はないし、テレビもコンセント普段から抜いてますねえ。そして、炊飯器も普通の家庭にはないですね。うちはあるけど、炊くだけです。
また、こちらはクーラーはもともとどの家庭にもないのですけど、反対に寒い冬の場合を考えると、窓の機密性や厚手のカーテンなど工夫して、暖房費を相当節約しようとしてるんですよ(暖房はたいていガスのお湯循環式で、電気じゃないんですけどね)。設定温度も低めで、厚着するんです。湯たんぽも布団の中だけじゃなくて常時持ち歩いて暖をとってたり。
それと同じように、暑い夏に氷枕やアイスノンを持ち歩くというのは結構有効なのかも知れませんね。でも、やっぱりクーラーに関しては、それが使えないとしたら本当にお気の毒です。あの東京の湿気は尋常じゃなかったですもの。
by めぎ (2011-06-22 05:03) 

ベアトラック

住居スペースは、数年前から扇風機を使うようにしています。
電気湯沸しポットをやめ、昔ながらの保温ポットに変えました。
by ベアトラック (2011-06-22 06:55) 

ナツパパ

我が家でも、いろいろ節電対策を検討中です。
夫婦で話しているのですが、これは良い機会だねえ、って。
我が家でも生活を見直す機会、無駄を省いていきたいものです。
by ナツパパ (2011-06-22 07:53) 

YAP

koyukiさん、junkoさん、めぎさん、ベアトラックさん、コメント & nice! ありがとうございます。

koyukiさん、
北海道はエアコンがないところが多いみたいですね。
できることを少しずつ、多くの人がそれを実践して積み上げていくことが重要なのだろうと思います。

junkoさん、
関西地方もこの先原発が停まっていきそうですので、遠からず同様の対応が必要になってくるのではないでしょうか。
今のうちから心構えをしておくと、いざそのときに安心だと思います。

めぎさん、
ヨーロッパの人たちのライフスタイルというのは、私たちが目指すべきひとつのモデルケースではないかと思います。
ヨーロッパに行くといつも思うのは、多くの人が心豊かに生活しているということ。
現地の同僚たちの生活を見ても、日本と違いすぎていて。

ベアトラックさん、
我が家も昔ながらの保温ポット(魔法瓶)が必要だと思ってます。
できることが少ないながらも、なにかやらないといけませんから。

kakasisannpoさん、Lionbassさん、またじさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2011-06-22 07:53) 

YAP

ナツパパさん、コメント & nice! ありがとうございます。
ひとりひとりの考え方を変えていくのが重要ですよね。
今までと同じ生活をしていったら、いや、それができていればよかったのでしょうが、家庭での消費生活も拡大していく一方だったというのが今につながってしまったのでしょうから。
by YAP (2011-06-22 07:56) 

リュカ

私もずっと、夏の枕はアイスノンです!
これ気持ちいいですよね~^^
でもたまに、髪の毛が冷凍庫臭くなるので困ったものです(笑)
冷凍庫の消臭用グッズを揃えました。

私はめちゃめちゃ暑がりなので、
あとは、小さな保冷剤を脇の下に入れて寝ます^-^
寝ている間にどこかに行っちゃうけど、寝付くまでは気持ちいい~~
by リュカ (2011-06-22 08:11) 

ユミ

ござ&アシスノンいいですね!
実践してみたいです。
最近よく売ってるひんやりマットも気になってるんですが、
効果はあるのかな…
by ユミ (2011-06-22 19:48) 

YAP

リュカさん、ユミさん、コメント & nice! ありがとうございます。

リュカさん、
脇の下も皮膚が薄くて血管を冷やしやすいということで効果的だそうですね。
昨夜は暑くて、今年初めてアイスノンを使いました。
おかげで快眠でしたよ。

ユミさん、
ひんやりマットみたいなのもけっこう効果があるみたいですね。
こういうのをうまく使えば、寝苦しい熱帯夜もしのげそうです。

きむたこさん、マチャさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2011-06-23 07:29) 

いっぷく

ライフスタイルの見直しが節電にも効果的だと思います。
今更「過去の不便な時代を見習おう」とは人に薦めませんが。
初めてロンドンに来た人の声で、夜になんでこんなに暗いの?って
聞かれることありますが、別に不自由さはなくて居心地がいいですね。
by いっぷく (2011-06-24 10:12) 

YAP

いっぷくさん、コメント & nice! ありがとうございます。
ヨーロッパの人の生活や姿勢は、見習うべきものと思います。
そちらへ行った後に首都圏の夜の明るさを見ると、異常なほどで恐さを感じます。
人はどこまで贅沢になれば満足できるのかと。

コトキャンさん、とみっちさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2011-06-24 19:29) 

HIROMI

うちの学校も窓際の蛍光灯を抜いて節電やってます。それほど不便には感じていないのでこれまでは無駄に電力を使っていたように思います。
by HIROMI (2011-06-25 21:53) 

YAP

HIROMIさん、コメント & nice! ありがとうございます。
探せばいろいろありそうですよね、無駄使いしているもの。
うちは、使うところと節約するところと、メリハリつけるようには意識しています。

goingさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2011-06-26 16:31) 

Jalana

実はシンガポールでは夜寝てる間もエアコンつけっ放しだったんですが
日本ではさすがにやめようと思います。
氷枕は時々やりますが効果ありますね。
by Jalana (2011-06-26 20:44) 

YAP

Jalanaさん、コメント & nice! ありがとうございます。
アイスノンの威力はすごいですよ。
体が冷えすぎて寒く感じるときもあるほどですから。
お勧めです。
by YAP (2011-06-27 07:38) 

hideyuki2007y

職場の共用コーヒーメーカーを撤去したほうがいいのでは?と提案してから1月そのまま経過してしまいました(笑)。竹シーツ、これは良さそう!と思ったのもつかの間、男性向けではない理由に納得しました(笑)。アイスノンは我が家のものと全くおなじですね!
by hideyuki2007y (2011-06-27 22:16) 

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