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二度目の転職 その11 1次面接 [転職]

さあ、面接だ。

面接官は、入社することになった場合、私の配属予定先の部長と次長。いずれ上司になるかもしれない人たちだ。
あと、人事の採用担当の人が、横でメモを取りながらじっと座っている。

面接で質問に答えるポイントは、聞かれたことだけ簡潔に答えること。
質問が自分の得意分野だったりすると、答えた後に、勝手に自分の知っていることを付け加えて話し始めたりしがちだが、それが相手の聞きたいことかどうかはわからない。もし、もっと掘り下げて聞きたいと思われるなら、その旨続けて質問されるはずである。
面接の時間は限られているので、時間を有効に使うためにも、無駄になるかもしれないことを自分から話してはいけない。

自己紹介で、自分のこれまでの経験を一通り説明した後、質疑が始まる。
エンジン本体の開発をやっていたということで、この会社の事業からすると、エンジンの制御関係での採用となるはずだ。
質問はその点に集中してきた。

制御系の開発経験はあるか?
MatlabやSimlink(技術系解析ソフトの名前です)の経験はあるか?
会社としてシミュレーション技術に力を入れようと考えているがどう思うか?
等々

はっきり言って、ハードの仕事をしてきた身にとっては、ほとんどチンプンカンプンである。Matlabなんて、「初めて名前を聞いた」って正直に言ったくらい、それくらい言っていることがよくわからない。
まあ、知ったかぶりは後で困ったことになるので、本当のことをきちんと話すしかない。

こっちからもいろいろ聞いてみる。
自動車メーカとの仕事の進め方、協力体制は?
現在開発中で力を入れている分野は?
社員の勤務状況は?
自分が入社した場合、具体的にどういう仕事をすることになるのか?
等々

この会社、あくまでも自動車メーカとは技術的に同等の立場で、客とサプライヤの関係というよりは技術パートナーであるとのこと。社員も夜遅くまで仕事に集中している。技術には自信があるので、仕事が増えすぎて少し困っている。
と、景気のいい話しか聞けない。話だけ聞いていると、非の打ち所のない優良職場で、経済誌に紹介されているような褒め記事もまんざら嘘ではなさそうだ。
ここに入社したいという気持ちがどんどん高まっていった。

時間が来て面接は終了。1週間後くらいにこの日の結果が大手人材バンクAを通じて連絡されるということだった。

悪い話はひとつもなかったので、結果を聞く前に、私は既に舞い上がっていた。こういう優良企業で働きたいと。
実は、この面接もけっこうな失敗だったのである。

 

次回予告;ヒヤリハット


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