初めてのアメリカ出張 アメリカ上陸 (後編) [アメリカ出張]
前編はこちら。
約1時間のフライトで、フェニックス・スカイハーバー空港へ到着。
タラップを降りると...
暑い!(熱い!のほうが表現が適切かもしれない)
話には聞いていたが、その通りだ。エアコンの室外機から来る風をそのまま受けている感じと書けば伝わるだろうか。
国内線のターミナルは驚くほど小さかった。田舎のバスターミナルみたいな感じだ。
バッゲージクレームは、一般人が普通に往来するエリアにある。その気になれば盗み放題だろう。海外の空港は、日本の国内線のような半券で預け荷物を確認するようなシステムがない。不安だ。
さて、自分の荷物を待っていると...
いつまでたっても出てきやしない。だんだんと不安になる。
最後にはターンテーブルも停止し、係員が残っている荷物をひとつずつピックアップし始める。これもまた不思議だが、持ち主はいないのだろうか?
はあ...どうやら噂に聞く「ロストバッゲージ」初体験のようだ。係員に自分のスーツケースが出てこないことを告げる。
「どこか別のところに運ばれたかもね。"PHX" (空港コードでフェニックスのこと)と "PHD" (同じくフィラデルフィア)はよく間違えがあるんだよねえ」
と、日常の出来事のような返事だ。
旅の疲れが一気に噴き出てくる。預け荷物の確認番号と外観の特徴、宿泊先を所定の用紙に記入した。
タクシーに乗り、ホテルへ向かう。パソコンは手持ちなので仕事に支障はないだろうが、身の回り品すべてがないのは凹んでしまう。
ホテルに着いてから、米国内で利用した航空会社の日本の窓口を調べ、電話をした。空港でのやり取りが頼りなく、荷物が出てくるか不安だったので。私の荷物の行方を調べてもらうと、同じ日の深夜の便に積むように手配してあるらしい。翌朝になってもホテルに届かないなら、もう一度日本のほうに連絡してほしいということだった。さすがにこういうときは、日本人は頼りになる。
しばらくぐったりしていると、内線電話がかかってきた。はぐれていたリーダーからだった。赤組飛行機は、成田でトラブルがあり、2時間も出発が遅れたらしい。
夕食がてら、近くのショッピングモールへ行き、ついでに下着やTシャツを少し買った。
翌朝、スーツケースは無事にホテルのフロントに届いていた。
ようやく、すべてがリセットできた。気を取り直して仕事だ。
次回予告;二度目の転職 その16 転職その後
うわー。ロストバッゲージって言うんですね、荷物行き違い。
荷物だけじゃなくて、人も行き違っている所が、さらなる疲労をまねきましたね・・・・。
by tyokyori-sousyano-kodoku (2005-08-28 21:56)
はじめまして!
関連記事から飛んで来ました。
ロストバッゲージ、私も経験あります。
どっと疲れますよね。
でも無事に届いてよかったです!
お仕事頑張って下さい。
by ときじろう (2005-08-28 23:50)
まさに「熱い」が正解と思われます。
あの周辺はネバダのデスバレイ、名前でも分かるように、
夏場立ち入り禁止エリアが存在するくらい「熱い」のです。
テキサスも熱かったですけどね。
ロストバッゲージ、日本では当然のように行われているサービスが、いかにありがたいかを物語るエピソードですよね。
私も、アメリカ暮らしで数々の洗礼を受けました。
お陰で、少々のことでは動じなくなって来ましたけどね。
by RustyCat (2005-08-30 16:17)
うかつ者さん、ときじろうさん、RustyCatさん、コメントをありがとうございます。
うかつ者さん、
そうなんです。会うはずだった人と会えなかったり、荷物が届かなかったり、疲れることが一気に重なって、初日から疲れがピークに達してしまいました。
教訓として、その次の出張から、スーツケースの写真を手持ちすることにしました。
ときじろうさん、
ロストバッゲージって、珍しいことじゃないみたいですね。私の周りでも、経験した人のほうが多いくらいですし、日本に来る外国人でも何人か同じ目にあった人を知っています。(日本の航空会社じゃ聞きませんが)
RustyCatさん、
ほんとに「熱い」のほうですね!
この後、デス・バレーにも行ってますので、その話も登場します。
私も、地の果てみたいなところの出張が多かったので、だんだんと動じなくなることができてきました。この時は、まだまだでしたが。
by YAP (2005-08-30 19:00)