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三度目の転職 人事担当者との面会(その2) [転職]

その1はこちら

私に声をかけてくれた会社の人事担当者との面会
私の経歴については、エージェントの人から受け取った職務経歴書を見ていたようだ。

まずは、人事担当者から、会社についての説明を受ける。
日本国内での事業展開や、将来展望とかを説明してもらう。そういう差し障りのない話から始まり、だんだんと核心に移ってくる。

最初にエージェントの人と会ったときに聞いていた話では、ブレーキ屋として声をかけてくれたということだった。しかし、私のこれまでの仕事内容から、エンジン屋として採用したいと言われた。自動車部品サプライヤなので、当時していた仕事とほとんど同じ仕事内容となる。

私は、他の業種・業界にも興味を持っていた。しかし、自分がそれまでに、特殊な仕事を狭く深くやってきていたことから、他の業界でつぶしが利かなさそうだということも、薄々感じていた。
その自分の経歴で声をかけてもらえるというのはありがたい話だったし、その分野では、当時勤務していた会社がとてもかなわないような技術力を持っている会社ということは知っていた。
しかし、なぜだろう?とにかくその会社への興味がわかなかった。

一通り話を聞いた後、今の会社で満足しているわけではないこと、漠然とだが近い将来転職を考えていること、それでも今(当時)の時点では具体的に動くまでの踏ん切りがないこと、を伝え、改めてお断りしたいということを言った。

ある程度の理解はしてもらえたようだが、納得はしてもらえなかったようだ。
とにかく、一度で良いので現場の人と技術的な話をしてもらいたいと言われた。

同業他社の技術の人と話ができるというのは、転職とかそういうことを抜きにして、自分にとって役に立ちそうなことではある。そういうことで、会うだけ会って、話をさせてもらうことにした。

冷静に振り返ると、完全にこの時点で相手のペースにはまりつつある。


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