一部の燃費グッズに公正取引委員会からの排除命令 [仕事]
この件について、おそらくクルマに興味を持っている方々へのインパクトが大きいであろうことから、記事にすべきかどうか迷った。
しかしながら、クルマの仕事にかかわっている以上、触れないわけにもいかないと思い、書くことにする。
私がブログを始めた頃、こんな記事を書いた。
<市場の怪しい商品にご注意>
http://blog.so-net.ne.jp/dkgv_93/2005-07-12
今週に入って、公正取引委員会が、19社に対して、「販売している燃費向上グッズにその根拠なし」ということで、排除命令を出した。
この件にコメントしようと考えたが、上記リンクにある過去記事に書いたこととほぼ同内容となってしまうのでここでは省略する。
ここで追記しておきたいのは、この手の商品が真実であれば、
- 世界中の自動車関連会社で働く私たちのやっている仕事は非効率すぎて不要になる。
- 京都議定書のCO2削減目標は、どの国も難なくクリアできる。
- 人間の英知を超えた革命という言葉では足りないほどの技術発明。
ガソリンが高値で安定してしまっている今、消費者心理につけこむような商品は静かに市場から消えてほしいものである。
おっしゃる通りですね。
by めぎ (2008-02-09 06:13)
このニュース見ました。
お金を払って試した人は効果を実証したいという考えのあまり、無意識に経済運転をしていて、商品に効果があったと誤解するケースもあるようですね。なるほどなと感じてしまいました。
by Jalana (2008-02-09 17:13)
めぎさん、Jalanaさん、コメント & nice! ありがとうございます。
めぎさん、
賛同していただきありがとうございます。
Jalanaさん、
燃費というのはシビアに変化するので、一般道で再現性のあるデータというのはまず測定できません。
無意識のうちに右足の動きがジェントルになってしまって錯覚するのだろうと思います。
satoeさん、nice! ありがとうございます。
by YAP (2008-02-09 17:57)
燃費節約は,省エネ運転を徹底的に実行すれば10%は節約できます,其の前に今自分は1ℓ/?kmか知っていますか???知らないでグッズを購入しても分かりません,そこがグッズ商品の付け目です,カ-メ-カ-のカタログのモ-ド標示も全く実車走行すると違う数字をご存知ですか?一番は運転方法で燃費は変わります,省エネ運転を徹底して行う事が省エネの基本です。
省エネ運転か完全に身に付いてから本物の添加剤殆どありませんが,本物を探して使用すると,本当に20%以上節約できますよ。
by 省燃費実践中 (2008-02-15 04:33)
省燃費運転実践中さん、コメントありがとうございます。
運転の仕方ひとつで燃費は大きく変わりますね。
モード燃費は、そういう仕事をしていますからよく知っていますよ。
by YAP (2008-02-15 08:02)
ちょと気になったので・・
松下電工の省エネ対策での試みが評価された例です。
http://www.eccj.or.jp/succase98/c/ce_03.html
これは重油が燃料として使用されているので、ガソリンに対してはどうなのかは疑問ですが、磁気が燃料を微細化しているという仮説にたっての研究例です。
重油のほうが分子量が大きいだけにガソリンよりも微細化は難しいとは思いますが。
磁気により燃費削減、NOx、SOxの排出低下を実現した実際例として貴重な例だと思います。
これも理論として構築されているのかは、自社データがもとなので、根拠になりえるかどうかはわかりませんね。
今回の公取委の判断であればこれも根拠なしということになるのかもしれないですね。
by 通りすがり (2008-02-16 16:14)
通りすがりさん、コメントありがとうございます。
こういうきちんと数値で示したデータというのは貴重ですね。
どういう大きさの磁石を使ったか興味があるところです。
by YAP (2008-02-16 18:24)