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二度目の転職 - その3 - 情報収集 [転職]

複数の人材バンクへ登録したこともあり、最初はこれでもかという数の求人情報が届く。
自動車会社もちらほらあるが、その他の製造業、例えば家電とかの電機メーカー、プラントとかの重工、技術系の人材派遣会社も多い。
人材バンクにも紹介の仕方でいくつかの種類があり、「この会社どうですか?」と紹介してくれて承諾してから話を進めるところもあれば、いきなり企業に登録情報を公開して直接コンタクトが来るようなところもある。後者のような場合だと自分と企業とで話が完結してしまいそうなので、どうやって収入を得ているのかよくわからないが、情報公開時点で企業から金をもらっているのだろうか?

最も頻繁に求人情報が来たのは人材派遣会社だ。
あまりにも多いので、実際にどういう業務形態になるのか複数の人材バンクに問い合わせた。もらった回答はほぼ同じだが、けっこう注意すべき点が多いことを知った。
大きくは二つの種類に大別できるらしい。ひとつは、顧客会社のある部分の仕事を丸受けし、派遣社員だけのチームで仕事を進めて最終的な形(図面であったり部品であったり)を作るような形式。もうひとつは、顧客会社の人工として働く形式。後者の場合はさらに、形式上は派遣社員だが顧客会社の正社員と同レベルの仕事をある程度の権限を持ってやらせてもらう場合と、完全に下僕として雑務をひたすらやる場合とあるらしい。
それぞれの顧客会社により仕事の内容やスタイルがこのように大きく異なり、当たり外れが大きいというのが実情らしい。うまくいけばいろいろな会社で新しい技術を吸収してキャリアアップしていけるが、技術職でありながらも雑務ばかりで実際の技術力はついていかないということもめずらしくないということだ。ある人材バンクから、「これは完全に”運”になってしまう」と断言されてしまった。もちろん、早い段階で高い技術力を身につけることができれば、それが武器になるわけで、その経験や知識を必要とする会社で力を発揮できるという好循環を生むことができる。しかし、最初にその流れに乗れるかはやはり”運”なのだという。
この時点で人材派遣会社というのは、完全に選択肢から外れた。
個人的には、自動車業界にこだわらず異業種でもいいと思っていたが、やはり実験ばかりやっていて図面が書けない身では選択肢が限られる。

そのうち、最初の転職で登録していた大手の人材バンクから登録しないかという勧誘のメールが届いた。どうやら、人材バンク同士でも登録会員の情報のやり取りがあるらしい。前回の転職活動で、少なくとも扱っている企業の数が多いということはわかっていたので、こちらにも登録することにした。

最初は様子を見るために情報収集のみということでじっとしていたが、その情報があまりにも多くなってくると、どこがいいのかとか、自分がどうしたいのかとか、だんだんと焦点がぼやけてくる。そのうち、転職への気持ちも萎えてきたりするのだが、決心するのに決定的な出来事が起こった。

以下、続く。

 


次回予告;市場の怪しい商品にご注意


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コメント 2

tyokyori-sousyano-kodoku

こんばんは。コメントありがとうございます☆
人材バンク同士でやりとりがあるんですか。
人材バンクにとって、人材は大切なものなのではないんでしょうかねえ。
1社でカバー仕切れる範囲を考えると、不動産みたいに一つの物件をいくつかの不動産屋で情報共有するのですかね。意外なお話でした。
by tyokyori-sousyano-kodoku (2005-07-11 20:26) 

YAP

そうなんですよ。
3度目の転職のときも同じようなことがあったんですが、人材バンクに登録した情報を求人企業と同じように他の人材バンクも見ているようです。
使い方によっては、転職する側にとっても便利だと思います。
by YAP (2005-07-12 19:12) 

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