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三度目の転職 注目度ランキング [転職]

転職情報サイトの登録者サービスのひとつに、注目度ランキングというのがある。
登録している自分のキャリアを、どれだけの企業が閲覧してくれたか、そのカウント数のランキングだ。自分がどれだけ注目されているか、ある程度客観的な指標となる。

このランキングが高ければ、それなりに注目してもらっているということだし、低ければ目立つことなくその他大勢の中に埋もれてしまっているということだ。
私は、このランキングが常に上位10%くらいのところに入るように意識していた。

特別な、華やかなキャリアが必要なわけではない。できることとできないことをきちんと区別し、その中で強みの部分をどれだけうまくアピールできるかが重要だ。
ある程度の会社人生を重ねてきていれば、どんな人でも、必ず人並み以上のものを持っている、というか、身につけてきているはずだ。ほんのわずかなレベルでも、人より優れているものがあれば、それが自分の存在価値になる。

もうひとつ、登録している自分の情報は、なにか変更点、追加点があれば、こまめに更新したほうが良い。更新日は意外とチェックされているらしい。
長い期間、履歴が更新されてない人というのは、それだけの期間中に、アピールできることを何も身につけていないという見られるそうだ。かなり難しいが、何てことない日常の中に自分の成長を感じる努力をする必要があるということなのだろう。
私の場合、暑いところや寒いところでの経験や、年に3回くらい受けるTOEICの最新スコアとか、無理矢理ネタを作り、更新するようにしていた。


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三度目の転職 大手人材バンクでの面接 [転職]

大手人材バンクに登録すると、「具体的な話をしましょう」とすぐに案内が来た。
過去2回の転職時は、こういう直接相談できるサービスの恩恵を受けることができなかったので、話だけでもと思い、出かけた。

その成果は...
直接相談しようが電話でだろうが、この人材バンクのスタンスは変わらないようだ。

自分たちで持っている求人情報から、私のキャリアに合うものをピックアップしてくれる。そこまではいい。ここで自分の希望条件、例えば勤務地だとか仕事内容とか条件を言い始めると、
「いきなりそんな条件を絞ってしまうと、転職先なんて見つかりませんよ」
と返して来る。

今は情報収集している段階で、すぐに動こうとは思っていないということを伝えると、
「そんなぼんやりした状態で、本当に転職しようという気があるのですか?」
とお説教される。

とにかく、最初から転職前提で話を進めようとするのだ。
興味ある企業の具体的な話を聞こうにも、都合の良い話しか聞けないのも以前と同じだ。
とにかく、すぐにでもどこかの企業へ転職させようという意図が見え見えなのだ。

ウェブで登録している転職サイトにも、その人材バンクの系列のところはあるが、あまりそういうガツガツした感じは伝わってこない。完全な別会社として運営されているのか?

いずれにしても、この人材バンクへは登録したままにしておくが、期待はしないことにした。


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三度目の転職 いつもの(?)あそこから [転職]

ネット上の転職サイトに登録していると、従来通りの活動をしている人材バンクから、自分のところに登録しないかとオファーが来たりする。人対人のカウンセリングで、ネット上のサービスと差別化しようということだろう。

私のところへも、過去2回の転職時とも登録をしていた、大手人材バンクからお誘いがあった。
その過去2回のときと違い、このとき住んでいたところの近くには、この人材バンクのオフィスがある。そこへ直接行けば、担当者と直接話をすることができる。

この人材バンクは、事務的であまり良い印象を持っていなかったが、直接相談できるとなると、有益なこともありそうだ。
とりあえずは、誘われるままに、登録することにした。


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三度目の転職 ハイブリッドへの誘い [転職]

最近の自動車業界動向を反映してか、自動車関連メーカ以外からのオファーメッセージも届いてくる。

典型的なのは、従来のエンジンと電気モータを組合せた、ハイブリッド車の開発ということで、電気メーカからのものが多い。
たしかに、この先、ハイブリッド車や電気自動車、さらには燃料電池車が普及するような環境が整えば、既存の自動車メーカは生き残れないところも出てくる気がする。実際は、エンジンも搭載するハイブリッド車以外は、越えるべき技術的なハードル(インフラも含む)がまだ高過ぎ、普及となると先は見えにくいのが現状だが。

そういうところからのお誘いには、条件欄に、「大学で電気工学を専攻」とか「電気部品の設計・開発経験者」とかいうものが並ぶ。けっきょく、ここでもフィルターにかけられてしまう。
ところが、ある会社からの条件でおもしろいものを発見。

「モータに触ったことがある人」

どこまでを「触った」とみなすのだろうか?子供の頃に、モータ搭載のプラモデルとか作ったりしたが、これで条件に合うのかな?

けっきょく辞退したが、この条件でどういう人が集まったのか、けっこう気になる。


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三度目の転職 オファーの嵐? [転職]

人材バンクに登録して最初の頃は、怒涛のようにオファーのメールが入ってくる。

と、思って喜んでいても、実はすごくもなんともないからくりがある。新しく登録された人間に対して、企業側も「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」とばかりに、出身学部や年齢で、対象となる転職希望者に先制攻撃を仕掛けてくるのだ。

オファーをたくさんもらえば、選り取り見取りと思われるかもしれないが、中身をよく見ると...過去の転職活動と同様、実験業務をやっていて、CADなんて使ったことない私には、ほとんどミートするものがない。

条件を見てフィルターをかけて見ると...見事なほどにどこも残らなくなってしまう。
もちろん、自分で無理だと思っているだけで、直接の経験でなくても、これまでの経験を活かせるような仕事はあるだろう。しかし、まだそういうことまで吟味するには早過ぎる。

もらったオファーを辞退しても、自分を必要と思ってもらえるなら、繰り返しオファーが来る場合もある。企業が「とりあえず」オファーを出してくれたのか、「その気で」オファーを出してくれたのか(これが自分の市場価値と言える)、この時点で判断もできる。

予想通りではあるが、2週間もすれば、パッタリと静かになる。いかに自分がマイナーな仕事をしているかがわかるというものだ。

ということで、しばらくは、どういう会社からオファーをもらえるかとか、そういう会社の事業の詳細とかを把握する(というよりweb上でながめる)日々が続いた。


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三度目の転職 人材バンクに登録 [転職]

具体的な行動を起こすのは先だとしても、情報収集を始めるのは早い方が良い。思いもかけないところに、チャンスというか、きっかけになるものが転がっているかもしれないので。
そう思って、初めての出張から帰国後、動き始めた。

まずは、ネット上で展開している転職支援サイトに複数登録した。情報の検索のしやすさ、企業側からのアプローチがある、ある段階までは匿名で話が進められる、メールで新規登録企業の情報が得られる、等、メリットは多い。どういう業界がどういう人材を欲しがっているかとか、自分の市場価値がどの程度かとか、客観的に知ることができる。
登録する内容は、大きくは、履歴と職務経歴の2種類。職務経歴は、勤務していた会社毎に詳細に記述できるようになっている。
登録したデータは、いつでも修正することができるので、現在の会社で新しいスキルを身につけたときや、新しい資格を取ったときに、随時アップデートできる。

複数の転職サイトにまたがって登録している企業が多いが、最初から特定のサイトに絞らず、複数に登録したほうがいいと思う。なかには、技術職に特化したところもあるし、それぞれで特徴もあるので。
ただし、あまりに多くのところに登録してしまうと、管理が難しくなる。ある企業と接触し始めたとしても、どの人材バンクを通じてだったのかということさえ、混乱することも考えられるので、自分が把握できる範囲にとどめておくのが賢明だと思う。

兎にも角にも、こうして静かながらも活動は始まった。


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三度目の転職 決意のきっかけ [転職]

この、三度目の転職について、決意するきっかけなんてものは、なかったと言ってもいいかもしれない。

「二度目の転職その後」に書いていたので、ここでは繰り返さないが、入社後2ヶ月ほどで心身ともに参ってしまった。
人間としての生命力を回復させるには、その状態から逃げなければならないと思うことしかできないほどに追いつめられていた。

ということで、三度目の転職を考えることは自然な流れだった。かみさんも私の体調を見て、同意してくれた。おそらく内心は度重なる転職に不安だったと思うが。

こんな風に書いていると、読んでくださっている方は、二度目の転職が失敗だったのかと思われるかもしれない。
けっきょくはその会社にも何年かいて、苦しみながらも極限状態でしたたかさとか図太さも身につけることができたので、自分にとってはプラスだったろうと思う。
しかし、その会社での数年があらかじめわかっていたとしたら、そのときの転職はしなかったと断言できる。
それらを考えると、成功とも失敗ともいえない転職だった。

話を戻す。
現実的に考えると、転職した後すぐに転職を繰り返すというのは困難だ。中途採用を行なう企業側からしても、在籍していた会社で何かしらの知識やスキルを身につけている人間を即戦力として採りたいはず。
しかし、2ヶ月やそこらで新しい技術は身につくものではない。少なくとも、実際に行動を起こすには、時間が早過ぎた。

不思議なもので、かみさんから「いつでも会社を辞めていい」と言ってもらえたら、一気に気分が楽になった。それが自分の生命力をつないでいたと言っても大げさではないと思う。
しばらくは辛抱の日々を続けるのだった。


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三度目の転職 連載開始予告 [転職]

しばらく休載していた「転職」シリーズを年明けから再開します。

この、「三度目の転職」は、過去二回とは比べられないほど、激しい動きがありました。ドラマのような展開で、他の転職活動中の方の参考にしてもらえるような話ではないかもしれません。
まあ、他人事だと思ってお付き合いいただければ幸いです。

過去の転職記事はこちらです。


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二度目の転職 その17 活動総まとめ [転職]

二度目の転職活動から、多くの教訓を得た。それらをまとめておく。

まず、今回の活動で、情報収集に活用したのが、初めてのときと同じく人材バンク。
特に今回は、複数の人材バンクに登録して情報を集めた。
人材バンクの規模により、以下のように特徴が異なる。一部、私見も混ざるのはご了承いただきたい。

誰もが知っているような大手
- 登録企業の数が圧倒的に多い。
- よって、得られる情報の数も多い。
- 情報の中身は、その企業のいい話が多く、すべてを鵜呑みにはしないほうが良い。(私見)
- 担当者の対応が事務的で、自分自身で判断したり動かなければならないことが多い。(私見)
- 人材バンクがオフィスを構える大都市圏であれば、直接カウンセリングを受けることも可能。有効に活用できれば大きな助けとなると思われる。

中小規模の人材バンク
- 扱う企業の数が大手と比較すると少ない。
- 担当者からメール等でまめに連絡をもらえるので、相談しやすい。わりと親身。
- ネガティブな情報も、聞けば、わかる範囲で教えてもらえる。(私見)

「何が何でも名の知れた大手企業に就職したい!」という人には、大手人材バンクを活用したほうが良いと思うが、規模の小さいところのほうが、情報の質が高い気がする。どちらにも登録している企業もあるので、うまく使い分けることができれば良いと思う。

また、最近は、インターネット上で登録し、匿名でキャリアを公開し企業からのスカウトを待つ、という形のサイトも増えてきた。
私も三度目の転職のときに利用していたが、多くの情報を集めるという点では有効な手段だと思う。
ただし、基本的には求人を出している企業と直接交渉をすることになるので、企業側から見て都合のいい情報しか聞けないかもしれない、というリスクはあると考える。ある程度の段階までは、匿名で話を進めることが出来るところも多いので、気分的に楽なところもある。

私の例のように、入社してから「話が違う!」と心配する人も多いだろう。できることなら、興味を持った企業で、実際に働いている人に直接話が聞ければいいのだが。母校の卒業生名簿とかで、同級生が働いていたりすれば、コンタクトをとってみるというのも手だと思う。


以下、応募書類や面接について、自分が得たことを書いていく。履歴書はフォーマットにしたがって記入するだけなので省略させていただく。

職務経歴書
- 自分の持っている能力・スキルを正確に書く。
- 他の人よりもアピールできる点は、大いにアピールする。数字で書ければ一番わかりやすいが、書けなくても、第三者が見て理解できるような定量的な表現にする。
- うそは書かない。(風呂敷を広げて、できないことを書いたりしない)

面接時
- 聞かれたことにだけ答える。(自分のペースで話をしない)
- 質問があればきちんと聞く。
- 特に、入社した場合の自分のポジション、仕事内容ははっきりさせておく。(書面に残してもらえるのなら、そうしてもらう)
- 給料の話は、企業側が切り出してから。
- 職場でのネガティブな話も聞く。(正直に話してもらえるかは別として)


最後に、全体的な心構えとして。
転職に限らず、どこかに就職するということは、双方が合意して初めて成立する。
恋愛やお見合いに例えられたりもするのだが、異なるのは、常に冷静に客観的に判断することが必要だということだ。
そのときの個々の事情によるところもあるのだが、企業側とできるだけ対等な立場を保っておきたい。でないと、足元を見られて悪い条件での契約になってしまう可能性がある。
年金や退職金等の制度的な面で、日本では転職することはリスクが高い。そういう点で、「転職しない」という選択肢も、可能な限り残しておいたほうが良いもちろん、これもその時の状況で思い通りになるものでもないかもしれないが。
隣の芝生は青く見えるものだ。転職したがっている自分の環境も、傍から見れば恵まれているのかもしれない。
誰にとっても、「転職」が目的ではなく、自分の幸せが一番の目的だろうと思う。仕事が変ることがその可能性のひとつになるのなら、転職してみる価値はあると思う。


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これにて「二度目の転職」シリーズは終了とします。
読んでくださった皆さん、ありがとうございました。少しでもお役に立つ中身があったのなら、幸いに思います。

続けて「三度目の転職」シリーズに入りたいところではありますが、海外出張編の今後のできごとと、時期やハプニングでリンクする部分があります。また、これまでに書いた二度の転職と違い、偶然の重なった珍しい話で、お役に立てる話は多くないと思われます。(ネタとしてはお楽しみいただけると思いますが)

よって、いったん、本シリーズはお休みさせていただき、頃合いを見て再開させていただきます。

今後もよろしくお願いします。

 

 

次回予告;適合


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二度目の転職 その16 転職その後 [転職]

二度目の転職活動について総括する前に、転職その後のことを書いておこうと思う。

ブログで転職や仕事のことについて書こうと思い始めたときから、ひとつだけこれは書くまいと思っていたことがある。これまでに勤務していた会社に対しての不満、批判、愚痴等ネガティブな発言だ。

なんだかんだ言っても、自分は勤務していた会社から給料をもらって生活してきたわけだし、そこで得た経験もある。だからこそ今の自分があると言える。一緒に仕事をしてきて、今もそこで努力している仲間もいる。決して、自分ひとりの力で生きてきたわけではないからだ。

しかしながら、今回だけは少し書かなければならない。そこに転職活動の反省点につながることもあるので。

私がこのとき転職して移った自動車部品メーカは、傍から見れば、超がつく優良企業だった。私もそう信じていた。
ところが、入社して、その幻想が一気に崩れた。独裁的なトップのワンマンな行動で現場は混乱していた。キーワードになるの次の三つ。

・大風呂敷(顧客に対して)
・竹槍精神(社員に対して)
・自転車操業(毎日の現実)

抽象的な表現だが、読んでいただいている方々には、これで察していただきたい。

大きな期待を一気にくじかれ、心身ともにどん底に落ちるのに2ヶ月もかからなかった。
完全に情報収集不足だった。表向きの良い情報だけを鵜呑みにしてしまい、実態を見抜けなかったのだ。

もちろん、入社したての私が愕然とするくらいなので、そこでずっとやってきた人たちの中でも、その状態をなんとかしなければと考える人は多くいた。ただ、何から手をつければいいのかさえわからない状態だった。

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その後、私が在籍していた期間で、課長クラスの人たちの努力や、危機感の強い人たちの努力で、徐々に状態は良くなってきている。私も、最初は完全に外様扱いで相手にされなかったが(こういう面もあった)、最後の数年ではそれなりに役に立てたと思う。

この会社、多くの事業部に分かれているが、私の所属していたところがどうもおかしかったようだ。きちんと機能していた事業部も多くある。会社としておかしかったわけではない(マスコミ等の報道も完全に間違っているわけではない)ということは、書いておく。


次回予告;休憩時間の話


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