スペイン旅行記 '05年4月 4日目 マドリッドへ移動。 [スペイン旅行]
空港へは、カタルーニャ広場からバスに乗って行くことにした。数日の滞在でバスの乗り方もわかってきたし、タクシーだとやっぱり高いし。
空港へは早めに着いたので、とっととチェックインを済ませる。
ここからマドリッドまでのチケットは、日本からインターネットで予約をしたので、うまく取れているかという不安があったが、大丈夫だったようだ。
搭乗待合エリアに入り、しばらくブラブラと。大都市の空港らしく、かなりの広さだ。
昼メシを。またボカジージョ。
こちらは、 vueling という、格安航空会社。一番安い時期だと、20ユーロくらいでマドリッドまで飛べる。
あいにくこの日の運賃設定はそう安くはなく、スターアライアンスでマイルがたまる Spanair で飛んだ。
マドリッドまでは、わずか1時間。
到着し、バゲッジクレームエリアで荷物が出てくるのを待つ。
が、いつまで待っても荷物は来ない。そのうちターンテーブルが停止した。
やばい。ロストバゲッジか。
私は二度目なのでショックは小さいが、かみさんはけっこう落胆している。こういうとき、女性のほうが必要なものが多い分(化粧品とか)、困ることも多そうだ。
仕方ないので、係員のいるカウンターに。
スーツケースの写真を係の女性に見せる。と、カウンターの奥に...
私「ああっ、おれのスーツケース!」
係「ん?これあなたの?」
私「そうだけど。なんでここにあるの?」
係「わかんないけど、ひとつ早い便で飛んで来たみたい。」
そんな...客と荷物は一緒に運ばなきゃ。荷物単独で客がいないなんて、爆弾かもとか疑わないのかな?
何はともあれ、無事到着。タクシーでホテルへ移動した。
スペイン旅行記 '05年4月 4日目 ランブラス通り [スペイン旅行]
この日はマドリッドへの移動日。
飛行機は午後なので、午前中はバルセロナを惜しみながら、ランブラス通り(Las Ramblas)をぶらぶらと。
通りの中央が大きな歩道になっている。
通りには、花などを売る屋台に混じって、至るところに小動物を売る屋台が。
大きな市場を発見。サン・ジュセップ市場(Mercat de Sant Josep)。
魚や肉の他にも、新鮮な野菜や果物がたくさん。ビタミン不足に陥りがちなヨーロッパだけに、もっと早くここの存在に気づいていれば。
右の店には生ハム直前の豚の脚、左の店にはバナナがズラリと吊り下がっている。
これはちょっときつい...
これからマドリッドへと移動。やっと後半に入ります。
スペイン旅行記 '05年4月 3日目 夜はタパスで乾杯 [スペイン旅行]
晩メシは、カタルーニャ広場から少し歩いたところにあるタパス屋、その名も "Tapa Tapa" へ。
タパスとは、小皿料理。一皿が小さいので、多くの種類を食べられるのが良い。
そうはいっても、見ての通り、サラダでもマヨネーズたっぷりのコッテリ系なので、かなり腹にガツンと来る。
最高級といわれるイベリコ豚の生ハム(ハモン・イベリコ)は念願の一品。なんだけど...
肉が厚くて意外と固い。日本の大手スーパーにあるプライベートブランドの生ハムのほうがうまいような...
貧乏舌はこれだから困る。
前日の食事がひどかったので、それに比べればはるかにうまいのだが、期待を超えるほどではないというのが正直な感想。
スペイン料理はこんなレベルじゃないはず。
(地下鉄3号線 Passeig de Gracia駅)
スペイン旅行記 '05年4月 スペインの治安 [スペイン旅行]
前回、治安のことに触れたので、今回はそれについて少し詳しく書いてみる。
一度、数日旅行に行っただけの私が、スペインの治安について語るのはおこがましいが、せっかくなので、調べてわかったことをお伝えしたい。
「スペインは治安が悪い」と、相変わらず言われているようだが、実際のところ、邦人の被害報告の数では、ロンドン、パリ、ミラノ、ローマに次いで、マドリッド、バルセロナとなっており、どちらの街も報告件数は減少中だそうだ。これには、観光客の絶対的な数の差も影響していると思われるが、それを差し引いても、スペインが特別に危険だということはないと言ってもいいと思う。
そうはいっても、やはり外国の都市、日本でふらりとその辺りを歩くのとは違う。必要以上におびえることはないが、まるっきり無防備では危険なのは間違いない。
以前も書いたことがあるが、海外での行動について、私が気をつけていることを。
- 歩くときは、できるだけ身軽に。
- 同じく、歩くときは、脇を締め早足で、時々振り返ったりしながら、「近づくな光線」を出し続ける。(これはやり過ぎると、逆に「不審人物」として怪しまれるかも)
- 常に周りを歩いている人たちとの位置関係を意識し、急に接近してくる人の行動には注意する。(特に背後には注意)
- 不審な人に近づかれたら、最寄りの店に入ってやり過ごす。
- 人通りの少ない路地には、昼間でも立ち入らない。
これくらいのことを常に意識していれば、危ない目にあう確率はかなり小さくなるはず。
スペインで首絞め強盗とかにあった邦人被害者の事例を見ると、「治安が悪い」といわれている場所で、人通りのない時間帯(深夜~早朝)に発生しているものがほとんどだそうだ。
そういう事例で「治安が悪い」と判断するのは早計だろう。
当たり前のことに注意していれば、トラブルに遭遇する可能性は、日本国内で普通の生活をしていてトラブルに遭う可能性と同じくらいではないかと思う。
比較的多いのは、スリや置き引きのような「コソ泥系」だ。これも、貴重品はズボンの前側のポケットや、上着の内ポケット等、常に自分でその存在を確認できるところに入れておいたり、手荷物からは常に目を離さないようにしていれば滅多にやられることはないだろう。
スペインへ行く予定のある方は、安全に気をつけて、楽しんでください。
スペイン旅行記 '05年4月 3日目 サグラダ・ファミリアと凱旋門 [スペイン旅行]
グエル公園から市内中心部に戻り、、なんとなく再びサグラダ・ファミリアへと足が向かう。
この日は、「生誕の門」側の向かいにある公園のほうから眺めてみた。
しかしこの公園、怪しい人が多過ぎる。明らかに観光客を狙いに定めていると思われる怪しい人たち数人が、徐々に私たちのほうへ間合いを詰めて接近しているのがわかる。
子供連れで散歩している地元の人たちもいたので安心していたが、ここは速やかに退散。
スペインの治安は、かなり改善されているということだが、有名な観光スポットには、相変わらずスリとか置き引きとかの窃盗には注意が必要だ。
続いて、凱旋門(Arc del Triomf)へ。
これは、1888年の万博を記念して作られたらしい。それ以上の情報は、調べても一切不明で、すごいのかすごくないのか、よくわからない。
(地下鉄1号線 Arc de Triomf駅)
スペイン旅行記 '05年4月 3日目 グエル公園 [スペイン旅行]
スペイン旅行記に戻ります。
その前に、この事件に触れておかねば。
12月30日、スペインのマドリッド・バラハス空港で、ETA(バスク祖国と自由)による爆弾テロがあった。
私がスペインへ行ったちょうど1年前にも、ETAによるものと思われた(実際はアルカイダ系によるもの)列車爆破テロが起こっている。
残念ながら、ヨーロッパでは、宗教的なテロだけではなく、今回のように国内の政治的(というのか?)な問題による火種を抱えている国が少なからずある。
このような無駄な争いがなくなって欲しいものである。
カサ・ビセンス前からバスに乗ってグエル公園(Parc Guell)へ。地下鉄だと、最寄り駅がそんなに最寄りじゃないという情報を聞いていたので、バスを選んだ。
ただし、バスの場合、降りるべき停留所がわかりにくい。上り坂がの途中右手に大きな公園らしきものが見えてきたら、すぐに次の停留所で降りたほうがいい。
昼メシはここの売店でボカジージョ(フランスパンにハムやチーズを挟んだサンドイッチ)を。観光客相手のボッタクリ価格(たしか10ユーロくらい)だけど、他に食事できるところがないので、しかたない。
広場は観光客であふれ、有名な広場周囲のタイルのベンチも座れる場所がない。
この広場の下は、
こんな柱で支えられている。
超有名なトカゲのモニュメントのまわりは、記念撮影する人たちでごった返している。
一瞬の隙を突いて撮影。
帰りは地下鉄の最寄駅(Lesseps駅)まで歩きで。たしかにこの坂を登ってグエル公園まで行くのは大変だ。けっこう距離もあるし、登山に近いものがある。
(バルセロナ交通局バス 24番 停留所不明)
スペイン旅行記 '05年4月 3日目 カサ・ビセンス [スペイン旅行]
ガウディの処女作、カサ・ビセンス(Casa Vicens)へ。
曲線多用が特徴のガウディも、初期はこのように、直線を前面に出したりしている。その代わりというか、色使いが奇抜だ。
なんとこの建物、現在は個人の住宅として使用されているらしい。
ということで、中の見学も不可。
(地下鉄3号線 Fontana駅)
スペイン旅行記 '05年4月 3日目 カタルーニャ音楽堂 [スペイン旅行]
カタルーニャ音楽堂(Palau de la Musica Catalana)へ。前日、見学することができなかったので、この日に出直し。
こちらは、サン・パウ病院と同じく、ドメネク・イ・モンタール建築の世界遺産。
ご覧のように、前の路地が狭いので、美しい全体像は撮影できず。
下から見上げると、こんな感じ。
英語のガイドツアーで中を見学。世界遺産に指定されるにふさわしい、美しい音楽堂だ。
しかし、残念ながら、写真撮影不可!
(地下鉄1号線 Urquinaona駅)
スペイン旅行記 '05年4月 3日目 再びゴシック地区へ [スペイン旅行]
グエル邸を離れ、テクテクとゴシック地区の路地の方へ。
レイアール広場(Palaca Reial)。四方を美しい建物に囲まれた、「いかにも」スペインらしい広場。
(地下鉄3号線 Liceu駅)
そこを抜けてさらに歩くと、次の大きな広場へ。
サン・ジャウマ広場(Placa de Sant Jaume)。ここは独立した建物で囲まれている。
こちらは市役所。
こちらは自治政府庁。
(地下鉄4号線 Jaume I 駅)
スペイン旅行記 '05年4月 3日目 グエル邸 [スペイン旅行]
ダラダラとしたスペイン旅行記も、やっとこ3日目に突入。
やって来たのはグエル邸。
アントニオ・ガウディのパトロンとして有名な、エウセビ・グエルが住んでいた家。もちろん設計はガウディ。
しかし、ご覧のように補修工事中。カテドラルといい、ここといい、残念だ。
そういえば、12年前に新婚旅行で行った北海道でも、時計台が工事中で、まったく見えなかった...
調べてみると、なんと現在も工事中らしい。
中も見学不可。近いうちに旅行予定の方はご注意を。
(地下鉄3号線 Liceu駅)