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二度目のスウェーデン出張 飛行機頭痛 [スウェーデン出張]

私はたまに、2年に1回くらいだろうか、飛行機に乗ったとき、ひどい頭痛に苦しめられる。

頭痛が起こるのは、いつも着陸体制に入り高度を下げているとき。こめかみの辺りが、内側から鋭利なもので外側へ突き刺されるような強烈な痛み、そしてその痛みが頭部を輪状に広がっていく。
気をしっかり持っていないと、そのまま失神してあちらの世界に行ってしまうのではないか。それくらいのひどい痛みだ。
この痛みは、着陸してしばらくすると徐々に消えていく。

この出張から帰国するとき、久々にその頭痛に見舞われた。しかも、ヨーテボリ - ロンドン間、成田 - 某地方空港間、の2区間で。ロンドン - 成田間では、幸いにも何もなかった。

同じ日(正確には日付が変わっているが)に続いたことは初めてだったので、さすがに恐くなった。
病院へ行こうか行くまいか迷ったが、症状がない中で診断を受けても、肝心なことがわからないのではという気もする。
とりあえず、ネットで調べてみることにした。

「飛行機」、「頭痛」でキーワード検索をかけると...
おお、けっこう出てくるものだ。

いろいろなサイトを見て、それらに書いてあることをまとめてみる。

- 飛行機での高度降下時、稀に激しい頭痛に見舞われる人がいる。
- 「飛行機頭痛」と呼ばれている。
- 機内の気圧変化が原因。
- 発症は下降時がほとんど。
- 体調が悪いとき、睡眠不足時に発症しやすい。
- 中小型機、短距離便のように、短時間で機内の気圧変化が大きい場合に発症しやすい。
- 耳栓着用、事前の鎮痛剤服用、等で予防可能。
- この頭痛による後遺症、死亡症例は、現在確認されていない。

最後の一文で、ちょっと安心。


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二度目のスウェーデン出張 帰路 全日空 ビジネスクラス機内食 [スウェーデン出張]

束の間の市内散策も終わって、昼過ぎに駐在員にヨーテボリ・ランドベター空港まで送ってもらった。
ここからロンドン経由で帰ることになる。

スカンジナビア航空便は定刻に離陸。
機内食が配られ始めるが、昼飯もローカルスタッフ達としっかり食べていたし、ロンドンからの成田行きの便でも、腹いっぱい食べられることを考えて断った。

2時間もすると、ロンドンの夜景が見えてくる。薄暗いナトリウム灯のオレンジ色の中で、タワーブリッジだけがライトアップされて明るく浮かんでいる。

ロンドン・ヒースロー空港で全日空便へ乗り継ぎ。

 

では、往路での記事で意外と好評をいただいた、機内食の紹介を。

ジュリアン(仮名)という外国人の男性CAがオーダーを聞きに来た。
日本の航空会社なので、当然、日本語もかなり話せるのだが、時々英語も混じる。
とりあえず私は、相手が日本語で話しかけてくれば日本語で、英語ならば英語で対応するようにしていたが、この英日の混じり方がなんともとぼけていて調子が狂う。

ジュリアン「はい、おしぼりです。」
私「ありがとうございます。」
ジュ「Japanese or Western?」

私「Western, please.」
ジュ「はい、洋食ですね。」
私「Yes, please...」

会話になっているから、いいんだけど...

 

洋食は、肉、魚、ベジタリアンの3種類から選ぶことができる。このときは魚をチョイス。

食後の機内はいつものパターン。

- 映画を見始めるとだんだんと睡魔が
- シートを倒してお休みタイム
- 目が覚めたら仕事を少し
- すぐに飽きて、映画の続きを見始める


これを1時間くらいの周期で繰り返す。

到着2時間くらい前になると、2度目の食事が。

このときも洋食を。

しかし、私の天敵、きのこが!マッシュルームは、味もにおいもほとんどないので、食べられないことはないが、こんな風に丸ごと転がっていると、ビジュアル的にちょっと抵抗が。

 

ということで、こんな風になってしまう。子供みたいだ...

私が機内食を選択するときのひとつの基準は、きのこが含まれているか否かということ。このときは、見落としてしまっていたようだ。

 

しばらくして、成田に無事に到着。

成田でも地方空港への乗り継ぎ待ちがある。これがいつも長く、このときも4時間くらいあった。ラウンジを使わせてもらえるのでまだいいが、いつも脱力してボーっとしている。

この後、住んでいるところの最寄の某地方空港へ。

こうして短い出張が終わった。


二度目のスウェーデン出張 ヨーテボリ市街 その2 [スウェーデン出張]

その1はこちら

今回は、街の様子を。

港を離れて、市街地へ。
街の中心が小さいので、歩くのもそんなに苦にならない。

 

ヨーテボリ中央駅。ヨーロッパらしい美しい駅舎。タイミングが良いことに、昨夜の「世界の車窓から」で紹介されていた。

 


駅の建物に入ると、私の愛車MINIの展示が。
スウェーデン語で書いてあるのでわからないが、何かのキャンペーン?

 

 

グスタフ王アドルフ2世像。「その1」に登場の "EVERT TAUBE" さんと違い、この人は素性がはっきりしている。このヨーテボリの街の創設者とのこと。

 


ヨーテボリ市庁舎

 


市庁舎の前には広場が。電線が写っているのが鬱陶しいが...

 


 

この、トラムと呼ばれる路面電車の架線がその上の写真の電線の正体。ちょっとレトロなデザインが美しい。時間に余裕があれば、こういうのに乗ってどこかへ行ってみたいのだが。

 


女性の騎馬警官。なんだか誇らしげ。

 


ノードスタンという、この街で一番大きなショッピングモールの中へ。クリスマスを直前に控え(季節外れですみません)、歩く人みんなが楽しそう。
ここでお土産も買ってしまう。


わずか2時間の街歩きしかできなかったのが残念だったが、仕事で来ているわけなので、それもしかたないか。

Goteborg中央駅


二度目のスウェーデン出張 ヨーテボリ市街 その1 [スウェーデン出張]

わずか2日の打合せも無事に終了し、帰国する木曜日となった。
この日、ヨーテボリのランドベター空港を出発するのは16:00頃。朝、スウェーデン拠点のオフィスに顔を出した後、昼メシまで街を歩くことにした。

ネタが少ない出張なので、街の様子も2回に分けてお届けしたい。で、今回は市内を流れている運河界隈を。

ホテルのフロントでもらった地図と、地球の歩き方を片手に、観光地らしいところを散策してみる。

治安がいい国とはいえ、やはり海外の街を歩くときは、慎重になる。
私はいつも、ポケットに手を入れて脇を閉め、前方を中心にキョロキョロと、時には後も振り返りながら、あからさまな「近づくな光線」を発しながら歩くようにしている。傍から見ると、挙動不審なことだろう。もちろん、人気のない路地には踏み込まないし、余計な手荷物も持たないようにしている。
そのおかげか、これまでに危険な目に遭遇したことはない。

 

まずは港へ。空は相変わらずの厚い雲。

 

このプロペラのモニュメントは本物?

 

空が青ければ、良い写真になるんだろうけど。


このおじさんは何者? "EVERT TAUBE" さんの像。

 


美しいオペラハウス。

次は、水辺を離れて街の様子を。

Goteborg Opera


二度目のスウェーデン出張 朝メシ [スウェーデン出張]

スウェーデンのホテルは、B & B (Bed & Breakfast; 朝食込み)のところが多いらしい。そのとき滞在していた、リバートンというホテルもそうだった。

朝食のメニューは、欧米のどこのホテルでもあるようなもの。パンやシリアル、ベーコンやソーセージ等のホットメニュー、トマトやハム等のコールドメニュー、ヨーグルト、フルーツ...
ひとつだけ、今までスウェーデンでしか見たことないものがある。そんなに多くの国を知っているわけではないので、珍しいとまで言えるかわからないが。

それは、ワッフル
パンが置いてある横辺りに、ワッフルメーカー、オイルスプレー、ワッフルの種(ホットケーキミックスを溶いたようなの)が置いてある。
ワッフルメーカーにオイルスプレーを噴き、ワッフルの種を適当に流す。スイッチを入れてしばらくたつと、焼き上がる。
熱々がおいしく、けっこう気に入って、毎朝食べていた。
焼くときのポイントは、オイルをしっかり満遍なく噴きつけること。でないと、焼けた後にくっついて取れなくなってしまう。これで後の人に迷惑をかけてしまったことも...
自分で焼いて食べるのが、何となく楽しい。


お知らせ

別に、私はテレビ朝日関係者なわけではないが...

報道ステーションの直後に放送される、「世界の車窓から」で、現在、スカンジナビア半島の旅を放送中。(私も昨夜気づいた)

トップページの路線図を見ると、出張で行った、キルナも紹介されそう。

興味のある方は、どうぞ。


二度目のスウェーデン出張 雨、雨、雨、 [スウェーデン出張]

ヨーテボリ滞在中は、毎日雨だった。雨といっても、粒の小さい霧雨みたいなのが舞うような感じだ。こんな降り方だと、傘を持っていても、横から雨粒が巻き込んでくるのでほとんど役に立たない。

こんな感じで、日中でも薄暗い。

駐在者やローカルスタッフに聞くと、スウェーデン南部、特にヨーテボリのある南西部の冬は、毎日こんな感じなのだそうだ。緯度の割には温かく、積雪もあまりないらしいが、延々と霧雨が続くらしい。

スウェーデン人に言わせると、「イギリスは雨がよく降るとか言われるが、晴れ間が出る分、はるかにましだ」ということだ。

おまけに私が行った冬至前後の時期は、ただでさえ昼の時間が短いので、厚い雲のせいで15:00を過ぎれば真っ暗になる。
もう、外の景色を見るだけで気が滅入りそうだ。

夏のスウェーデンは最高に気持ちが良いらしく、それがあるからこそ冬の陰気な天気も帳消しにできるということだが、出張で冬しか知らない私はさみしいものだ。

Goteborg


二度目のスウェーデン出張 往路 ~ANA & SAS ビジネスクラス [スウェーデン出張]

この出張はあまりネタがないので、これまであまり詳しく書いていなかった、現地にたどり着くまでの長い道のりを紹介したい。

まず、ある地方空港から、成田まで飛ばなければならない。欧州に行く場合は、朝一番の便に乗らなければならず、自宅を出るのは5:30とかの早朝だ。

 

空港に着いた頃に、ようやく夜が明けてくる。

ここから成田へ飛ぶのだが、成田での接続はあまり良くなく、乗り継ぎ待ち時間は3時間以上もある。

幸いにも、片道8時間を越えるフライトではビジネスクラスを利用という海外出張規程があった。
空港ではラウンジも利用させてもらえるが、仕事の準備(メールや資料のチェックとか)で、あまりくつろぐことはできない。

 

機内に乗り込み、長いフライトが始まる。

私はいつも、2階の通路側の席を予約する。人が少ない分、静かだし、いくらビジネスクラスとはいえ、隣の人がフルリクライニングしてしまうと、トイレに行くのが大変なので、気兼ねしなくていいように。 

ベルト着用サインが消えると、食事が始まる。

何を頼んだかおぼえていないが、この色からして、梅酒のお湯割りのようだ。ワインとかそれなりに高いものをそろえてあるのだろうが、下戸なのであまりありがたさがわからない。 

 

この時は和食をチョイス。「名古屋特集」ということで、名古屋コーチン、きしめん、ひつまぶし等がサーブされた。

出張も何回か数を重ねたので、機内での過ごし方は、ほとんどパターンができてきた。

- ニュースを見る
- 食事
- 映画を見る(1本目)
- 仮眠
- 少しだけ仕事
- 仮眠
- 映画を見る(2本目)
- 食事

最初の頃は、機内でまったく眠れなかったが、この頃は3時間くらいは眠れるようになっていた。アメリカでもヨーロッパでも、私が行く最終目的地の現地時間は夕方以降だ。寝不足で疲れたままでいたほうが、到着日の夜によく眠れて時差ボケも軽くてすむ。

二度目の食事は、和食、洋食共にそそるものがなかったので、軽食として用意されているうどんと、果物をお願いした。

 

ロンドンヒースロー空港ターミナル3に到着し、同じターミナル内でANAと同じく、スターアライアンスメンバーのスカンジナビア航空ヨーテボリ行きに乗り継ぎ。ここでも4時間くらい待ち時間がある。
スカンジナビアのヒースローのラウンジは、北欧家具がセンス良く使われていて、落ち着きがある。そんなにたくさんのラウンジを知っているわけではないが、これまで利用させてもらった中で一番気に入っている。

外がすっかり暗くなってから、ヨーテボリ行きの便に搭乗。
欧州内のビジネスクラスは、エコノミークラスとまったく同じシートだ。

唯一違うのは、機内食があること。夜遅く現地へ着く場合だと、到着後のメシの心配をする必要がない分、非常にありがたい。

こうして22:30頃、無事にヨーテボリへ到着。夜遅くにもかかわらず、駐在員の人が迎えに来てくれていた。
ホテルに入ったのは23:00過ぎ。自宅を出てから、約26時間がたっていた。

 


二度目のスウェーデン出張 ヨーテボリへ [スウェーデン出張]

街にクリスマスソングが流れている頃、スウェーデンへ出張へ行く話が出てきた。

当時、よく行っていたテストトリップではなく、打合せのみ。月曜発の金曜帰国という週末の休みを含まない、短期のものだ。
ただでさえ憂鬱な海外出張だが、現地での休みがないとなると、数少ない楽しみ(ブラブラ街歩き)もない。しかも、現地3泊(さらに初日は深夜着)というハードな日程だ。楽しみは一切ない苦痛だけの出張になりそうだ。

ちなみに、行き先はヨーテボリという、スウェーデン第2の都市。"Goteborg" と書いて(正確には、"G" の次の "o" の真上に点が二つ並んで付く)、「ヨーテボリ」。スウェーデン語、難しいよ。

というわけで、新シリーズは特別おもしろい話も少ない、短期モノに終わりそうな予感が...

北欧の街の風景を少し紹介するにとどまると思いますが、お付き合いをお願いします。


初めてのスウェーデン出張(番外編) スウェーデンみやげ [スウェーデン出張]

この出張で買って帰ったお土産を紹介したい。

スウェーデンみやげの定番(?)といえば、クリスタルの置物。
日本では、スワロフスキー(Swarovski) のほうが、圧倒的に有名だが、私が気に入っているのは、マッツ・ジョナサン(Mats Jonasson)。ホームページはこちら

 

このように、動物モノがけっこう有名だ。最近は、人の顔や植物、さらに着色したものまである。
日本でも、大きなデパートとかで取り扱っているところもある。残念ながら現地の2~3倍くらいの値がつけられているが。


トナカイの角で作ったキーホルダー。トナカイって、食べるだけじゃなくて、角や毛皮もすべて使われるのですね...かわいそうな気がしないでもないが、昔からこうして共存してきているのだろう。
"Kiruna"という文字と、ケブネカイセ山(スウェーデンの最高峰、といっても2000mくらい)が彫られていたが、使っているうちにほとんど消えてしまった。


何気なく入ったスーパーで買った調味料。"Santa Maria" というブランドで、その名も "Piri Piri"。これって日本語?
乾燥させた唐辛子だが、これがとにかく辛い!二人前のペペロンチーノを作るのに、一つ入れて炒めれば十分。我が家の食卓で、けっこう活躍している。

 

ブーツ(Boots)のアロマオイル(ラヴェンダー)。
ブーツはイギリスの大型ドラッグストアチェーン。過去、日本にも出店したことがあるらしいが、すぐに撤退したらしい。
プライベートブランド商品が多く、このアロマオイルもそう。かみさんのお気に入りということで買って帰った。

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今回で、「初めてのスウェーデン出張」は、連載終了です。
次から、「二度目のアメリカ出張」を連載開始します。前回と同様、酷暑地での様子を書いていきます。


初めてのスウェーデン出張 イギリスへ移動 [スウェーデン出張]

2週目の金曜日、キルナでの最終日となった。

ここに着いた日と同じく、真っ白な滑走路の上を歩いて飛行機に乗り込む。
一緒に行っていた同僚二人は日本へ直行するが、私は別の仕事でイギリスに行くことになっていた。

ストックホルムで、ロンドン行きの便に乗り継ぐ。
隣はイギリス人らしきおばちゃんだ。東洋人が珍しいのか、視線が気になる。
それにしてもこのおばちゃん、よく飲む!食事の前からワインを注文し、ミニボトルを次々と空けていく。やはり私が気になるのか、チラチラと横目で見ながら。

食事が終わり、私はパソコンを広げて出張の報告書を書き始めた。
そのとき、急に鼻がムズムズし、大きなくしゃみをしてしまった。私を気にしていたおばちゃんは爆笑だ。
これをきっかけに話しかけられた。

おばちゃん 「あなたはベトナム人?」
私       「いや、日本人だけど。」
おばちゃん 「私はベトナムで2年くらい仕事をしていたの。ベトナムの人によく似てるわねえ。」
おばちゃん 「私は教育関係の仕事をしているの。」
おばちゃん 「スウェーデンにも仕事で行っていたの。」
おばちゃん 「スウェーデンの人は、みんな英語が話せるので驚いたわ。」
おばちゃん 「ベトナム人は英語を話せる人が少ないので、コミュニケーションに苦労したの。」
おばちゃん 「・・・」

まあ、こんな感じで、マシンガンのように話しかけてくる。よっぽど、きっかけがほしかったに違いない。その間も、足元に転がるワインの空小瓶は増えていく。

そのうち、私が書いている報告書をのぞきこんで、
「アルファベットや、他のいろんな形の字があるけど、どんな意味なの?」
とか聞き始める。
「漢字は中国の文字で、その形を崩したのがひらがなで、外国から伝わってきた言葉を書くときはカタカナで、日本語で書きにくい言葉はアルファベット表記のままで...」
と、苦労しながら、怪しい英語で適当な説明をする。

ロンドンまでの3時間(話をしていたのは2時間くらいだが)、少しも気の休まらない、ハードな時間だった。さっさと書き終えてしまいたい報告書も、ほとんど書けなかった。
なかなかおもしろいおばちゃんだったので、これはこれで面白くもあったのだが。

ロンドンは雨。やはり、温かく感じた。到着の時間も遅かったので、手配していたタクシーで、ミルトンキーンズのいつものホテルへ移動した。


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